天津市の2026年上半期のGRP成長率は4.8%、全国を上回る

(中国)

北京発

2026年07月31日

中国・天津市統計局は7月17日、天津市の2026年上半期(1~6月)の実質域内総生産(GRP)成長率は前年同期比4.8%だったと発表した。中国全体の2026年上半期のGDP成長率(4.7%、2026年7月22日記事参照)を0.1ポイント上回った。産業別のGRPでは、第一次産業、第二次産業、第三次産業がそれぞれ2.8%増、3.5%増、5.5%増となった。

主要経済指標をみると、投資(固定資産投資)は前年同期比10.9%減だった。分野別では、製造業投資(9.1%減)、インフラ投資(23.8%減)、不動産開発投資(7.6%減)といずれも減少となった。一方、ハイテク産業向けの投資は14.5%増加した。うち、ハイテク製造業向け投資が10.1%増、ハイテクサービス業向け投資が18.9%増だった。

ハイテク製造業の成長率(付加価値ベース)は前年同期比8.7%増となり、工業全体生産額(付加価値ベース、注)の伸び率(4.4%)を4.3ポイント上回った。製品別では、産業用ロボット(35.4%増)、サービスロボット(13.4%)、集積回路(8.1倍)が高い伸びとなった。

サービス業の成長率(付加価値ベース)は前年同期比5.5%増となり、同市のGRP成長率を0.7ポイント上回った。産業別では、金融業(6.8%増)、運輸・倉庫・郵便業(5.5%増)、宿泊・飲食業(4.5%増)、情報伝送・ソフトウェア・情報技術サービス業(4.0%増)が増加した。また、賃貸・ビジネスサービス業は15.6%と高い伸びを示した。

このほか、消費(社会消費品小売総額)は前年同期比2.1%増加した。消費者物価は0.9%上昇した。また、1人当たり可処分所得は4.8%増の3万581元(約73万3,944円、1元=約24円)だった。

天津市統計局は、「全体的に見て、2026上半期の天津経済は安定的に推移しているが、外部環境の不安定や不確実要因が多い中、国内では供給超過と需要不足の矛盾が際立っており、景気回復の基盤をなお一層強化する必要がある」と指摘した。

(注)年間の主な業務による売上高が2,000万元以上の工業企業が対象。

(胡夢雲)

(中国)

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