イタリア・サイペムがアンゴラの大型石油プロジェクト関連で10億ドル規模の契約獲得

(アンゴラ)

ヨハネスブルク発

2026年07月07日

イタリアのエンジニアリング・エネルギーサービス企業であるサイペムは6月22日、アンゴラの大型油田開発プロジェクトである「グレーターPAJプロジェクト」を支援する輸送・据え付けサービスに関して、10億ドルのオフショア契約を獲得したと発表した。同社によると、本プロジェクトはサブサハラ・アフリカで現在進行中の超深海油田開発プロジェクトの中でも最大規模のものの1つである。契約期間は40カ月で、水深最大2,000メートルまでの海域において、約180キロメートルに及ぶ硬質パイプラインおよび海底設備の設計、製造、輸送、据え付けが含まれるとしている。

契約発注者かつ運営者は、イタリアの石油・ガス大手エニ(ENI)と英国の石油・ガス大手のBPによる50対50の合弁会社であるアズール・エナジーだ。エニは、グレーターPAJプロジェクトが「アンゴラ初の複数の鉱区にまたがって広がる油田を統合して開発するプロジェクトである」と述べている。総投資額は51億ドルと見積もられており、これには1日当たり約9万5,000バレルの石油を海上で生産・貯蔵・積出する浮体式設備の整備が含まれる。2029年に石油生産を開始し、5つの油田にわたる2億5,000万バレル以上の埋蔵量を開発する見込みだ。サイペム以外にも、エネルギーサービス会社テクニップFMC、米国の石油開発サービス大手ベーカー・ヒューズなどが関わるとされている。

アンゴラの石油・ガス・バイオ燃料国家庁(ANPG)によると、アンゴラの現在の公式生産能力はおおむね日量約100万バレルで安定している。アンゴラは生産の柔軟性を確保するためOPEC脱退を宣言、2024年1月1日に正式に脱退した。

(トラスト・ムブトゥンガイ、多崎央)

(アンゴラ)

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