ルクセンブルク最大級のテックイベント、政府招待枠で日本から14社が出展

(ルクセンブルク、日本)

ブリュッセル発

2026年07月09日

ルクセンブルクで国内最大級のテックイベント「ネクサス・ルクセンブルク(Nexus Luxembourg)」が61011日に開催され、前年比14%超増の9,600人が参加した。80以上の国から765人の登壇者や同国政府招待枠による選出を含むスタートアップ247社が出展し、ピッチやビジネスマッチング、ネットワーキングが開催された。

写真 展示会会場(ジェトロ撮影)

展示会会場(ジェトロ撮影)

日本からは、ルクセンブルク政府招待枠に過去最多の14社が選出された。同イベントのカテゴリー別では、「グリーン&気候技術」の出展が最も多く5社、続いて「データ&人工知能(AI)」に4社、「インダストリー4.0」に3社、「ヘルステック&デジタルヘルス」と「スマートモビリティー&自動運転」に各1社が出展した(企業リストは添付資料表参照)。

出展企業には既に欧州に拠点を置く企業もある中、進出先としてルクセンブルクを検討している理由についてジェトロがインタビューしたところ、「ルクセンブルクを起点に欧州全体を市場として捉えている」という点が回答で共通していた。そのほか、「金融産業の発達により資金調達しやすい環境が整っている」「国政が安定しているため税制を含む政策の急変リスクが極めて低く、事業の見通しが立てやすい」「既にルクセンブルクに進出済みの企業から評判を聞いた」などの意見が聞かれた。

コンサルティングファームのEYが、2026年初めに企業の意思決定者150人を対象にオンラインで実施した第5回ルクセンブルク魅力調査によれば、ルクセンブルクへの投資を検討する際に重要視した要素として、金融サービス関連では、投資家保護に重点を置いた環境(法的、規制面の安定性)、金融市場の流動性と資金調達の可能性、税制環境が挙げられた。非金融サービス関連では、税制上の競争力、インフラの質、政治的安定性と経済情勢が評価されている。

次回の同イベントは、2027年3月9~10日に開催予定。

(大河原楓、大中登紀子)

(ルクセンブルク、日本)

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