ウズベキスタンのミルジヨエフ大統領がジョージア訪問、物流整備や活用を議論
(ウズベキスタン、ジョージア)
タシケント発
2026年07月10日
ウズベキスタンのシャフカト・ミルジヨエフ大統領は7月2日から3日にかけて、ジョージアを国賓として訪問した。ウズベキスタン大統領によるジョージア訪問は、2003年のイスラム・カリモフ前大統領の訪問以来。訪問期間中、中央回廊の輸送・物流能力の発展に関する合意が達成された。
ミルジヨエフ大統領は、ジョージアのミハイル・カベラシビリ大統領およびイラクリ・コバヒゼ首相と会談した。両国は「戦略的パートナーシップ関係樹立に関する宣言」に署名。中央アジアとコーカサス地域の連結性(コネクティビティ)の強化を目指す。また、両国は14件の政府間協力文書にも署名したほか、2025年に2億7,000万ドルだった2国間貿易額を今後数年間で10億ドルまで拡大することで合意した。
今回の訪問における主要な議題は、輸送分野における連結性の向上およびジョージアのインフラの活用だった。協議では、中央回廊を通じたウズベキスタンの貿易拡大に向け、ジョージアのポチ港およびバトゥミ港の活用が議論された。ウズベキスタンのイルホム・マハカモフ運輸相は、ウズベキスタンが両港において自国の港湾インフラを整備することで合意に達したと述べた。また、ウズベキスタンのラジズ・クドラトフ投資産業貿易相は、ポチ港近郊の自由産業区域における、ウズベキスタンの欧州向け貿易・物流・製造拠点の設立の計画を明らかにした。さらに、同省によるとジョージアが建設を進める新たな大規模深水港「アナクリア港」の整備事業へのウズベキスタンの参画についても協議を行った。
両国間の自動車輸送についても、円滑化が進んだ。イルホム・マハカモフ運輸相によれば、今回の訪問中、2国間輸送のみならず第三国向け輸送も対象とした自動車輸送許可証の電子交換システム導入で合意、協力覚書を交換した(「Gazeta.uz」7月6日)。
鉄道輸送分野では、「CASCAプラス(注)」を経由するルートでも協議が行われた。その結果、現在はコンテナ列車(ブロックトレイン)を対象に適用している最大70%の運賃割引を、今後はそのほかの貨車にも拡大する方針で合意した。
(注)中央アジア(CA)、南コーカサス(SC)、アナトリア(A)の3地域の鉄道会社による物流ネットワーク。キルギス、ウズベキスタン、トルクメニスタン、アゼルバイジャン、ジョージア、トルコで構成される。「プラス」として新たなルートの拡張を視野に入れている。
(ウラジミル・スタノフォフ)
(ウズベキスタン、ジョージア)
ビジネス短信 92900091dd152381





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