台湾発クルーズ船利用の訪日富裕層を対象に宮崎県産品の受容可能性を調査
(日本、台湾)
宮崎発
2026年07月15日
ジェトロは、2026年7月7日、台湾基隆市発のクルーズ船「MSCベリッシマ」に乗船中の台湾からの訪日富裕層を対象に、寄港地の宮崎県日南市油津港で、同県産品の試食・試飲・販売を通じた受容性調査を実施した。参加したのは、加工食品や飲料、調味料などを扱う県内企業8社。会場には日南市内の企業などが参加し、キッチンカーも登場した。
今回の調査は、台湾からの訪日富裕層へのヒアリングで得た各商品に対する具体的なフィードバックをマーケットインの情報として活用し、商品改良や提案内容の見直しに役立てるとともに、海外バイヤーとの商談の確度を高めることや越境ECでの販売拡大につなげることを目的としている。味やラベルデザイン、価格などに関して対話形式のヒアリング調査を行うことで、台湾からの訪日富裕層の生活や消費習慣といった背景も含め、各社10人分のサンプルを収集した。
海外消費者のリアルな反応を確認し、新たな気づきも
回答者からは、現地消費者の視点に基づく具体的なコメントが寄せられた。例えば、ノンアルコール飲料については、「このパッケージの色はお酒を連想させる」「大きいサイズよりも小さい方が手に取りやすい」といった意見が出た。また、消費場面に関する質問では、「アフタヌーンティーに合いそう」「食前に飲むと食欲が湧きそう」などの声も聞かれた。
参加企業からは、「宮崎にいながら台湾の消費者の反応を直接見聞きでき、肌感覚を得る良い機会となった。宮崎には魅力的な商品がたくさんあることを知ってもらえたのではないか」といった声があり、最終消費者(BtoC)の反応を好意的に受け止める様子がみられた。
ジェトロは、8月中に調査結果を分析し企業へフィードバックする予定だ。また、東南アジアや台湾で広く利用されている越境ECプラットフォーム「Shopee」での商品掲載方法を改良し、2027年2月末までプロモーションを実施する予定。
日南市油津港での受容性調査の様子(ジェトロ撮影)
台湾からの訪日富裕層に試食・試飲を提供し、ヒアリングする様子(ジェトロ撮影)
(新里栞)
(日本、台湾)
ビジネス短信 8f523cf4f5d8c8e9





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