ホーチミン市が命名50周年の式典開催、複数の道路インフラプロジェクトが着工
(ベトナム)
ホーチミン発
2026年07月13日
ホーチミン市党委員会、人民評議会、人民委員会およびベトナム祖国戦線ホーチミン市委員会は7月2日、同市命名50周年(1976年7月2日~2026年7月2日)の記念式典を開催した。式典には、トー・ラム書記長兼国家主席をはじめ、党・国家の指導者らが出席した。これに先立ち、ホーチミン市人民委員会は7月1日、記念事業の一環として道路インフラに関する複数の大規模プロジェクトの起工式を開催した。起工式であいさつしたホーチミン市人民委員会のホアン・グエン・ディン副委員長は、「今回のプロジェクトは交通渋滞の緩和に加え、ロンタイン国際空港との広域連携の強化や、カンボジアとの戦略的な接続軸の形成が期待される」と述べた(政府電子新聞7月1日)。
主なプロジェクト概要は次のとおり。
1.カンゾー~ブンタウ海上道路
ホーチミン市中心部からゲンライ湾を越えて旧バリア・ブンタウ省中心部を結ぶ海上橋・海底トンネル一体型の道路。全長約14キロで、総投資額は約93兆1,590億ドン(約5,776億円、1ドン=約0.0062円)。本道路の設計は6車線(制限速度時速80キロ)、海上橋は8キロ、海底トンネル3.85キロで、ベトナム初の海上橋と海底トンネルを組み合わせた海上道路となる。2029年に完成の予定。同道路の整備により、国道51号線など幹線道路の交通渋滞緩和が見込まれる。移動時間は現在の約90〜120分から約10分へ大幅に短縮される見通しで、ホーチミン市と東南沿岸地域を結ぶ新たな交通軸の形成や観光促進などが期待される。
2.ホートラム~ロンタイン空港間高速道路
ホーチミン市(旧バリア・ブンタウ省)の観光地ホートラムと建設中のロンタイン国際空港(ドンナイ市)を結ぶ。全長42キロで、総投資額は46兆9,180億ドン。2029年の完成を予定している。高速道路6車線(制限速度時速100キロ)と、それに平行する一般道2車線(同時速60キロ)からなる。完成後は、ホートラムなど沿岸部の観光地とロンタイン国際空港とのアクセス改善が見込まれる。
3.ホーチミン市~モクバイ高速道路
ホーチミン市とタイニン省のモクバイ国境検問所を結ぶ。全長51キロで、総投資額は22兆9,750億ドン。第1期では4車線、制限速度時速120キロの高速道路として整備し、2027年の完成を予定している。その後、6車線に拡張する計画だ。ベトナム東南部地域とカンボジア間の貿易促進とともに、国道22号線の交通渋滞緩和が期待される。
(ティエン・グエン)
(ベトナム)
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