香港の運用資産残高、過去最高を更新

(香港、中国)

香港発

2026年07月16日

香港証券先物委員会(SFC)は7月2日、「2025年資産ウェルスマネジメント活動調査報告外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を公表し、2025年末の香港の運用資産残高(AUM)は前年末比20%増の42兆2,000億香港ドル(約873兆7,400億円、1香港ドル=約20.7円)で過去最高を記録したと発表した。

今回の過去最高のAUM達成は、ファンドへの純資金流入額が前年比2.9倍の2兆1,000億香港ドルに拡大したことが一因とした。主要セグメントのうち、資産運用・ファンド・アドバイザリー事業のAUMは前年末比19%増の31兆香港ドル、プライベートバンキングおよびプライベート・ウェルスマネジメント事業が24%増の12兆9,000億香港ドルと堅調な伸びを示した。

また、SFCの認可を受けた香港を拠点とするファンドも堅調な成長を見せ、2025年末の純資産価値は38%増の2兆3,000億香港ドルに達した。この勢いは2026年も続いており、5月末時点で、さらに前年5月末比13%増加の2兆6,000億香港ドルとなった。これらのファンドへの純資金流入額は、2025年に3,570億香港ドルと前年の2倍以上に増加し、2026年1~5月は1,180億香港ドルとなった。

報告によると、近年、中国本土および香港以外の投資家がAUM全体の54%以上を占めており、グローバルな広がりを見せている。そのほか、香港の中国本土関連企業は、純資金流入額が80%増加したことを受け、資産およびウェルスマネジメント事業のAUMが前年末比28%増の3兆9,000億香港ドルとなり、AUM全体の伸びを上回ったことが報告された。

呉家俐(エリサ・ン)SFC投資商品担当エグゼクティブ・ディレクターは、2025年について「世界的な逆風に対する香港の回復力と、主要な資産運用およびウェルスマネジメントのハブとして影響力の高まりが際立った年」とコメントした。また、今後については、「重要な国際金融センターおよび主要なオフショア人民元のハブとして競争力を高めるため、規制の強化に引き続き取り組んでいく」と述べた。

(越川剛)

(香港、中国)

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