河南省、交通運輸部門の構造調整計画を発表、低炭素化を目指す
(中国)
武漢発
2026年07月07日
中国河南省政府は6月30日、「河南省交通運輸構造調整特別アクションプラン(2026~2028年)」に関する定例記者会見を開催した。同プランは6月17日に発表され、道路輸送から水運および鉄道への転換や、グリーンで低炭素な交通インフラの建設などを掲げている。
河南省交通運輸庁の付磊庁長によると、同省の2025年の貨物輸送量は約30億2,600万トンで、このうち道路貨物輸送の割合が88.5%を占め、全国平均(73.7%)を14.8ポイント上回った。一方、鉄道と水運の割合はそれぞれ4.5%、7.0%にとどまり、道路輸送への依存度の高さが環境負荷の一因となっているという。
同プランは、2028年までに河南省の交通輸送構造の最適化を実現し、4つの主要目標の達成を目指す。具体的には、(1)「道路から鉄道」「道路から水運」への転換を推進し、道路貨物輸送量の割合を86.1%程度まで引き下げる。(2)輸送手段の更新・代替を進め、新エネルギー輸送設備の割合を高め、新エネルギーによる輸送量の割合を25%以上に引き上げる。(3)内陸水運インフラネットワークの整備を加速することで、水運貨物輸送量の割合を9.1%程度まで引き上げる。(4)鉄道輸送の運行体制を最適化し、既存鉄道の輸送能力を活用するとともに線路利用率を向上させ、鉄道貨物輸送量の割合を4.8%程度まで引き上げるとしている。
このほか、グリーンで低炭素な交通インフラの建設では、大型純電動貨物自動車や水素燃料電池自動車の常態的な運行を積極的に推進する。新エネルギー輸送設備の普及では、老朽化した貨物自動車の淘汰(とうた)を加速し、電動、水素エネルギーなどの新エネルギー貨物自動車を都市内の物流配送、港湾の集荷・配送、幹線物流などの分野で大規模導入を進める。新エネルギー貨物自動車の通行料優遇政策では、水素エネルギー貨物自動車の通行料無料を継続するなど、水素エネルギーの利用拡大にも取り組むとしている。
(高橋大輔)
(中国)
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