ルーマニアのポリマー製造・加工大手テラプラスト、ベルギー大手からスペイン工場を買収
(ルーマニア、ベルギー、スペイン)
ブカレスト発
2026年07月15日
中東欧最大のポリマー製造・加工大手テラプラスト(TeraPlast)は7月1日、ベルギーのプラスチック配管システム大手アリアクシス(Aliaxis)から、スペイン北部オコンドにあるMASAポリエチレン管製造工場の買収を完了したと発表した(プレスリリース
)。
同工場の従業員は79人で、年間生産能力は約1万6,000トンに上る。スペイン、フランス、ドイツに強固な顧客基盤を有し、2025年の売上高は2,940万ユーロだった。
買収の最終価格は670万ユーロを基準額とし、実際の運転資本の状況を反映して最終的に確定される。テラプラストは、今後3年間で約400万ユーロを投じて、生産設備の近代化と生産能力の拡張を行い、同事業のグループ運営体制への統合を進める計画だ。
テラプラストは1896年に設立され、ルーマニア北部ビストリツァ・ナサウド県に本拠を置く。ブカレスト証券取引所上場企業で、従業員はグループ全体で1,300人を超える。主に、給水設備、天然ガス・水素供給網、産業・鉱業、通信・エネルギー、屋内設備・暖房設備、下水道設備などの配管システム用のポリマー製造および加工を手掛けている。今回の買収を通じ、同社はルーマニア企業が西欧で製造業に投資し、利益を生み出せることを体現しているとし、欧州市場における地位をさらに強化し、国際的な事業拡大戦略を推進する。同社が既に事業を展開しているモルドバ、ハンガリー、オーストリア、クロアチアに続き、スペインは5カ国目となる。
(本吉美友)
(ルーマニア、ベルギー、スペイン)
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