アクラで大規模洪水が発生、ガーナ政府は被災支援と再発防止策を発表
(ガーナ)
アクラ発
2026年07月09日
ガーナの首都アクラおよび港湾都市テマの周辺では6月27日以降、豪雨が断続的に発生し、大規模な洪水を引き起こしている。被害は住宅や事業所、公共インフラに広がっており、アクラ市内では広範囲で道路が冠水し、一部地域では停電も発生した。交通網の混乱により通勤や物流に支障が生じ、企業活動にも影響が及んだ。
ジョン・ドラマニ・マハマ大統領は6月29日、政府の洪水対策タスクフォースとともにアクラおよびテマの被災地を視察し、被災者への支援実施を表明した。あわせて、国家防災機関(NADMO)、地方自治体、治安機関などと連携し、緊急対応チームの派遣、住民の避難支援、支援物資の供給、被害を受けたインフラの調査を実施すると発表した。排水機能の回復に向けては、洪水リスクの高い地域で排水路の清掃やしゅんせつ作業を強化し、排水機能の回復を図る方針を示した。さらに、洪水の原因となる排水路や河川の流れを妨げる不法建築物や障害物の撤去を進めるなど、再発防止に向けた対策を強化するとしている。
ガーナ政府は、水路への不法建築や廃棄物の投棄が洪水被害を深刻化させているとの認識を示し、都市計画規制や環境関連規制の順守徹底を進める方針を明らかにした。7月3日には、洪水被災地域の復旧・被害軽減プログラムを始動した。同プログラムでは、軍主導の対策体制の下、被災地域の復旧支援や衛生対策、早期警戒体制の強化などを進めるほか、被災者支援と洪水対策向けに3億5,000万ガーナ・セディ(約49億円、1ガーナ・セディ=約14円)を拠出する。
(中川翼)
(ガーナ)
ビジネス短信 2ccd734e31f8184f





閉じる