南ア・ヨハネスブルクで鉄道会議・展示会「Africa Rail 2026」が開催
(南アフリカ共和国)
ヨハネスブルク発
2026年07月16日
第26回アフリカ鉄道会議・展示会(Africa Rail 2026)が7月7~8日、南アフリカ共和国・ヨハネスブルクのサントンコンベンションセンターで開催された。アフリカ最大の鉄道関連イベントであり、各国の鉄道事業者、政府機関、投資家、金融機関、メーカーが参加した。展示会には120社超が出展し、鉄道車両、信号システム、インフラ、デジタル技術などの最新ソリューションを紹介した。主催者による来場者数見込みは5,000人以上だった。
会議では、「投資・開発・技術」をテーマに、鉄道分野への投資促進やインフラ整備について議論が行われた。南アのバーバラ・クリーシー運輸相は基調講演で、鉄道は長距離貨物・旅客輸送において最も効率的かつ持続可能な輸送手段であり、経済成長や地域統合に不可欠な存在であると強調した。 政府は鉄道・港湾改革を国家的優先課題に位置付けており、民間投資の活用を通じた物流機能の強化を目指している。今回の会議もこうした改革推進の流れの中で開催された。クリーシー運輸相は、2022年の国家鉄道政策白書および2023年の国家貨物物流ロードマップに基づき鉄道改革を進めていることを説明した。2026年3月、政府は、初めて11社の民間鉄道運行事業者による国有貨物鉄道網へのアクセスを承認した。これにより、南ア鉄道市場のオープンアクセス化が本格的に始まった。民間業者による鉄道の運行開始は2027年4月を予定しており、鉄道改革は政策立案段階から実行段階へ移行している。
主催者によると、展示スペース需要は前年比50%増加し、2027年はより大規模な会場への移転を予定している。出展希望者の関心が高い分野は貨物鉄道、車両、信号システム、鉄道インフラの設計・調達・建設(EPC)事業、旅客鉄道だという。特に旅客鉄道分野では、年間利用回数を2026年の1億回から2030年までに6億回へ拡大する目標を政府が掲げており、車両基地の近代化、鉄道車両リース、自動改札・料金収受システム、光ファイバー敷設などの分野で新たなビジネス機会の拡大が期待されている。
会場の様子(ジェトロ撮影)
(トラスト・ムブトゥンガイ、金城瑛大)
(南アフリカ共和国)
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