欧州中央銀行、主要政策金利の据え置きを決定

(EU、ユーロ圏、中東)

デュッセルドルフ発

2026年07月24日

欧州中央銀行(ECB)は7月23日、ドイツ・フランクフルトで開催した政策理事会で、3つの主要政策金利の据え置きを決定した(プレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。預金金利は2.25%、政策金利(主要リファイナンス・オペ金利)は2.40%、限界貸出ファシリティー金利(オーバーナイト貸し出し、翌日返済)は2.65%と維持する。

主要金利は2025年7月から7会合連続で据え置かれていたが、中東情勢によるエネルギー価格上昇を背景に、前回の会合では金利の引き上げを決定した(2026年6月12日記事参照)。しかし、今会合であらためて主要政策金利を据え置く判断を下した。

エネルギー価格の見通しは中東問題発生前に比べて高水準であるものの、現在の水準は6月時点のベースライン予測にほぼ沿ったものだとしている。エネルギー価格上昇による不確実性は依然として高く、インフレへの影響はまだ完全には顕在化していないとし、ECB理事会はそのショックの規模と持続期間、そして間接的・二次的な影響の大きさを慎重に注視するとした。中期的にインフレ率を2%に安定させるため、適切な金融政策運営を行う姿勢をあらためて強調した。

ユーロ圏のインフレ率は5月の3.2%から6月には2.8%に低下した。エネルギー価格の上昇率は10.8%(5月)から8.5%(6月)に、食料品価格は1.9%(5月)から1.5%(6月)に落ち着いた。

ECB理事会は、今後も状況を慎重に注視し、経済と金融データや金融政策の効果などを踏まえた評価に基づき、会合ごとに適切な金融政策スタンスを判断していく方針を示した。

次回の金融政策理事会は2026年9月9~10日を予定している。

(マリナ・プタキドウ、櫻澤健吾)

(EU、ユーロ圏、中東)

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