第1四半期の実質GDPは前年同期比4.6%成長、農業が牽引
(モロッコ)
ラバト発
2026年07月14日
モロッコ高等計画委員会(HCP)は6月29日、2026年第1四半期の国民経済計算の結果を発表した。実質GDP成長率は前年同期比4.6%となり、2025年第1四半期の5.0%からやや減速したものの、引き続き堅調な成長を維持した。
成長を支えたのは農業部門で、農業付加価値は前年同期比18.4%増となり、前年同期の8.1%増を大きく上回った。一方、非農業部門の成長率は前年同期の4.0%から2.6%へ低下した。特に、第二次産業の付加価値は、実質ベースで前年同期の2.9%増から1.0%減へ転じた。分野別にみると、電力・水道が前年同期の0.1%増から3.4%減へ、鉱業が9.3%増から3.2%減へ、製造業が1.0%増から1.3%減へ、それぞれ減少に転じた。建設業は引き続きプラス成長を維持したものの、伸び率は7.1%から1.5%へ鈍化した。
このように、2026年第1四半期は、非農業部門、特に第二次産業の低迷が鮮明となったが、農業付加価値の大幅な増加と堅調な内需が経済全体の成長を下支えした。このほか、インフレ率は1.1%に抑えられ、経済全体の資金調達必要額はGDP比1.5%にとどまった。
(鈴木優香)
(モロッコ)
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