世界最大級のバイオ関連イベント「BIO 2026」、サンディエゴで開催
(米国、日本)
シカゴ発
2026年07月09日
米国カリフォルニア州サンディエゴで6月22~25日、創薬・バイオ分野における世界最大級のイベント「BIO 2026(BIO International Convention 2026、主催:米国バイオ産業協会)」が開催された。約70カ国・地域から、製薬企業やバイオ企業、政府機関、大学、投資家などの関係者約2万人が参加した。
展示エリアでは約1,500社が出展し、各社が自社の技術やパイプライン(新薬候補)を紹介した。企業単独での出展に加え、国・地域ごとのパビリオン(集合展示)も数多く設けられ、それぞれの取り組みや強みが発信されていた。ジェトロが主催するジャパンパビリオンには、日本のバイオ関連スタートアップを含む24社・団体が参加した。参加企業からは、単独出展に比べ、日本としてまとまって見えることで海外企業からの関心を得やすいといった声が聞かれた。国や地域単位での展示構成は、多数の出展の中で埋もれにくく、初期接点や関係構築のきっかけとなっている様子がうかがえた。
展示に加え、会場では事前に調整されたビジネスマッチング(パートナリング面談)が主要な活動の1つとなっており、会期中には約7万件のパートナリング面談が実施されたとみられる。参加者は限られた時間の中で、協業可能性や関心領域について直接面談を行っていた。
また、創薬やバイオテクノロジーに関する最新動向、開発戦略を扱う公式セッション(パネルディスカッション)やプレゼンテーションが150以上実施された。事前登録制で開催されるネットワーキングを目的としたレセプション(交流イベント)も会場内外で期間中に多く実施されていた。
ジェトロもイベント期間中に、ネットワーキングイベントを開催した。イベントでは、米製薬大手アッヴィのウェンディ・タイJAPAC地域サーチ・評価部門ディレクターが、同社の外部連携戦略や重点領域について説明し、日系企業との事業連携に関心を示した(2026年7月9日記事参照)。
高額な開発コストや開発期間の長期化といった課題を背景に、BIO 2026では開発の効率性やスケーラビリティ、資本効率化などが中心テーマとして扱われ、早期スクリーニングや開発パイプラインの選択と集中といった話題が取り上げられた。臨床データを主軸とする学術学会とは異なり、バイオ分野における事業化に向けた連携や意思決定に関わる議論が行われる場としての特徴がみられた。
展示デザインやレイアウトを2025年から刷新し、より存在感のある構成となったジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)
多くの来場者で混雑する展示エリア(ジェトロ撮影)
ミネソタ州主催のレセプション(交流イベント)でのティム・ウォルズ州知事によるスピーチの様子(ジェトロ撮影)
BIO 2026にあわせて開催されたジェトロ主催のネットワーキングイベントにおけるアッヴィのプレゼンテーションの様子(ジェトロ撮影)
(坂井愛子)
(米国、日本)
ビジネス短信 0ee7670e4faedcdf





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