中国、自動車アフターマーケット消費の育成・拡大に向けた17項目の措置を発表
(中国)
北京発
2026年07月03日
中国の商務部など9部門は6月18日、「自動車アフターマーケット消費の育成・拡大に向けた若干の措置
」(以下、措置)を発表した(商務部ウェブサイトへの掲載日は6月23日)。同措置は、2026年1月に発表された「サービス消費の新たな成長点の育成加速に向けた政策プラン
」(注1)の着実な実施を目的とし、2023年10月に発表された「自動車アフターマーケットの質の高い発展に関する指導意見
」(注2)を踏まえた後続の政策として位置づけられる。
具体的な措置としては、(1)自動車改造(カスタマイズ)の秩序ある発展の推進、(2)キャンピングカー・キャンプ産業の発展支援、(3)クラシックカー関連の新業態の育成、(4)自動車整備・保険サービス供給の最適化、(5)自動車競技の積極的な推進、(6)自動車リース事業の革新的・融合的発展の促進の6つの分野、計17項目の施策を示した。
(1)では、自動車改造の等級・類型別管理を導入し、改造可能項目リストの策定、改造用部品・改造技術に関する規則の策定を検討するとした。また、改造用部品の市場参入許可制度を構築し、質の高い製品の供給力向上を目指す。
(2)では、キャンピングカーの公道走行管理政策の最適化を支援し、キャンピングカー用キャンプ場用地の承認手続きを簡素化するとした。また、地域の文化・観光資源と結びつけ、高水準かつ多機能なキャンピングカー用キャンプ場の建設を推奨するとした。さらに、条件を満たす地域におけるキャンピングカー産業集積地の建設を支援し、同産業のリーディング企業を育成するとした。
(3)では、自動車流通・消費改革試行都市(注3)におけるクラシックカーの取引、流通、展示、条件付きでの公道走行などの試行を支援するとした。また、試行都市での成果を踏まえ、サプライチェーン全体を対象とする国家レベルの管理制度を段階的に整備するとした。さらに、クラシックカーのレース、ブランドサロン、コレクション鑑賞会、文化イベントなどを通じ、利用シーンの拡大を図る。
なお、商務部などの7部門は同日、廃棄自動車の違法回収・解体に対する法執行特別キャンペーン(注4)を2026年6月から10月まで実施すると発表した。
(注1)国務院弁公庁が2026年1月29日に発表。同プランは、自動車アフターマーケットサービスを重点分野に位置づけ、自動車の流通・消費を促進に向けた取り組みを盛り込んでいる。
(注2)商務部など9部門が2023年10月8日に発表。同意見では、自動車部品流通環境の最適化、自動車整備サービスの質的向上・高度化の促進、多層的な自動車レース体制の構築、クラシックカー産業の発展加速、自家用車・キャンピングカー用のキャンプ場の建設の支援、自動車文化体験活動の充実、自動車消費向け金融サービスの最適化の7項目を示している。
(注3)商務部などの8部門は2026年6月16日、「自動車流通・消費改革試行都市一覧に関する通知」を発表。40の都市を選定し、各都市に対し、自動車アフターマーケット、新車購入、中古車流通、廃棄自動車リサイクルなどの分野における試行事業を支援するとした。
(注4)廃棄自動車の違法回収・解体、無資格者による廃棄自動車の回収・解体、廃棄自動車部品の違法販売、虚偽書類を用いた自動車の登録抹消、不適切な解体を重点的に取り締まるとしている。
(蒋春霞)
(中国)
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