トランプ米大統領への国際的評価や米国への信頼度が低下、シンクタンク調査

(米国)

調査部米州課

2026年06月26日

米国のシンクタンク、ピュー・リサーチ・センター(PRC)は6月23日、ドナルド・トランプ大統領や米国の国際的評価に関する調査結果(注)を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。この調査は世界36カ国・地域で行われ、トランプ氏を好まないとする回答は57%、信頼できないとする回答は76%となり、否定的見方が多かった。

他国の元首と比較しても、トランプ氏を「信頼できない」とする割合は高く、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(65%)、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相(74%)を上回った。中国の習近平国家主席(53%)、ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領(52%)も過半だったが、トランプ氏より低かった。

トランプ氏を「信頼できる」とする割合が「信頼できない」を上回ったのは、フィリピン、イスラエル、ナイジェリア、ケニア、ガーナ、インドの6カ国のみで、その他の国・地域は「信頼できない」が過半となった。特に、トルコ(92%)、スウェーデン(89%)、メキシコ(88%)で高かった。

トランプ氏の国際問題対応への見方は、不支持率がいずれも高く、特に「関税」(77%)、「ガザ地区紛争」(76%)、「イラン紛争」(74%)、「ウクライナ問題」(72%)が高かった。

米国をパートナー国として信頼できないとする割合は半数(50%)に達し、信頼できる(47%)をやや上回った。2022年の調査時と比較して多くの国・地域で信頼度は低下しており、特に40ポイント以上著しく下落したのは、スウェーデン(マイナス52ポイント)、カナダ(マイナス48ポイント)、オランダ(マイナス47ポイント)、ドイツ(マイナス44ポイント)、オーストラリア(マイナス42ポイント)だった。日本は17ポイント低下した。

米国が世界の平和と安定に貢献していないという見方が63%と多数を占めた。2023年の調査時と比較して貢献しているとする割合が30ポイント以上下落したのは、スウェーデン(マイナス41ポイント)やオランダ、ポーランド(いずれもマイナス39ポイント)、カナダ(マイナス31ポイント)、オーストラリア(マイナス30ポイント)だった。日本はフランスと同じマイナス29ポイントだった。

(注)実施時期は2026年2月8日~5月13日。対象は36カ国・地域(アルゼンチン、オーストラリア、バングラデシュ、ブラジル、カナダ、チリ、コロンビア、フランス、ドイツ、ガーナ、ギリシャ、ハンガリー、インド、インドネシア、イスラエル、イタリア、日本、ケニア、マレーシア、メキシコ、オランダ、ナイジェリア、パキスタン、ペルー、フィリピン、ポーランド、シンガポール、南アフリカ共和国、韓国、スペイン、スリランカ、スウェーデン、タイ、トルコ、英国、ヨルダン川西岸地区と東エルサレム)の成人4万2,151人。

(松岡智恵子)

(米国)

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