「KAWAII ANIME FESTIVAL 2026」が東京で開催、産学官の有識者など多数参加
(日本)
デジタルマーケティング部コンテンツ課
2026年06月12日
「KAWAII」と「ANIME」が融合した日本発の新しいカルチャーである「KAWAII ANIME」をテーマに、「KAWAII ANIME FESTIVAL 2026」が、5月23日に東京藝術大学上野キャンパスで開催された。アニメーション上映、トークセッション、ネットワーキングを通じ、学生・クリエーター・研究者・業界関係者が一堂に会し、「KAWAII ANIME」の現在地と今後の可能性を共有する場となった。イベントは東京藝術大学とファンワークスが共同で実施、ジェトロなどが後援した。
イベントでは「藝大セレクション」と「ファンワークスセレクション」のアニメーションを上映。トークセッションでは、冒頭に東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科の毛利嘉孝教授をモデレーターとして、『Pink Globalization: Hello Kitty's Trek across the Pacific』の著書で知られる、文化人類学者・日本研究者のハワイ大学名誉教授クリスティン・R・ヤノ氏が基調講演を行った。
続いて東京藝術大学大学院映像研究科の岡本美津子教授をモデレーターとして、アニメクリエーターが「KAWAII」をどう表現しているのかについてディスカッションを行った。登壇者からは「海外では『KAWAII』は1つのジャンルとしての位置付けだが、日本では自分の中にあるものでクリエーターとの距離が近い」という意見や、「実在の取材対象者の心を守りながら、尊厳を保って作っている。多くの人に伝えたいが、さらしたくはない、という思いで製作している」などさまざまな議論が交わされた。
続く「KAWAII ANIMEは世界のグローバルスタンダードになれるか?」のセッションでは、キャラクター・データバンク社長の陸川和男氏、アニメジャーナリストの数土直志氏、エンタメ社会学者の中山淳雄氏らが登壇。「海外ビジネスとして広げていくためのコネクターがいない」や、「海外での認知度を上げるためには多くの展示会などで露出を増やし、目に残る取り組みを継続することが必要」など、「KAWAII ANIME」の海外展開に向けて活発に意見が交わされた。
主催者の1人であるファンワークスの高山晃社長は「KAWAII ANIMEをテーマに、東京藝術大学でクリエーター、産学官の有識者に多数集まっていただき、新しい景色が共有できたことはとても意義深い。今後もクリエーター、産学官で構成する文化のインフラを強化して、KAWAII ANIMEがグローバルスタンダードとなるよう頑張りたい」と語った。
イベント会場(主催者提供)
トークセッション(主催者提供)
(中澤義晴)
(日本)
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