米南西部5州、半導体産業の人材育成に向けた広域連携を発表

(米国)

ロサンゼルス発

2026年06月03日

米国アリゾナ州のアリゾナ商業公社(Arizona Commerce Authority、ACA)は5月27日、全米マイクロエレクトロニクス教育ネットワーク(NNME)、国際半導体製造装置材料協会(SEMI)、米国国立科学財団(NSF)とともに、「NNME南西部」地域拠点の設立を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。南西部5州にまたがる新たな広域の人材育成コンソーシアムとして、半導体を含むマイクロエレクトロニクス分野における人材育成を加速していく。

NNMEは、米国のマイクロエレクトロニクス分野における人材育成エコシステムの強化と規模拡大を目的とした全米ワイドの取り組みだ。米国商務省やNSFの支援を受け、SEMI財団によって運営されており、産業界、教育機関、人材育成機関、政府を結び付け、同分野における明確なキャリアパスの構築を目指している。ACAが主導して発足したNNME南西部には、アリゾナ州のほか、カリフォルニア州南部、コロラド州、ユタ州、ニューメキシコ州に所在する関連企業、初等・中等・高等教育機関、人材育成機関、経済開発機関など、合計47社・団体が参画する。具体的には、インテル、台湾積体電路製造(TSMC)、アムコー・テクノロジーズをはじめとしたグローバル企業に加え、ニコン・プレシジョンなどの日系企業も参加する。参加者は相互に連携し、企業ニーズに即した教育カリキュラムの策定・標準化、半導体バリューチェーン全体を通じたキャリアパスの調整、人材の獲得および定着率向上につながる研修や実地学習、各種支援へのアクセス拡大に取り組む。

SEMIの人材開発・イニシアチブ担当副社長であるシャリ・リス氏は、「半導体産業全体への投資と成長が加速し続ける中、エコシステムのあらゆる領域において、熟練人材へのニーズは一層高まっている。本取り組みは、キャリアパスの拡大を図り、米国のマイクロエレクトロニクス産業の長期的な競争力を支えるために不可欠な、雇用主主導かつ地域密着型の連携を体現するもの」とコメントしている。

(堀永卓弘)

(米国)

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