EC大手メルカドリブレ、メキシコへ過去最大の46億ドル投資を発表

(メキシコ、アルゼンチン)

メキシコ発

2026年06月12日

電子商取引(EC)およびフィンテック大手メルカドリブレ(Mercado Libre、本社:アルゼンチン)は6月8日、2026年内にメキシコ市場へ総額46億ドルを投資する計画を発表した。この投資額は、2025年の同社投資実績である34億ドルから35%の大幅増となり、同社のメキシコにおける単一年の投資としては過去最高額となる。資金は主に次の分野に投入される。

  • 技術開発の強化、電子商取引および金融ソリューションの推進
  • 物流ネットワークの拡大
  • 中小企業などを対象とした金融サービスへのアクセス拡大

これに対し、6月10日に開催されたクラウディア・シェインバウム大統領の定例記者会見において、大統領は、「40億ドルを超えるわが国への極めて重要な投資に感謝するとともに、これはメキシコへの信頼を示している」と述べ、投資計画を歓迎した。また、マルセロ・エブラル経済相は、今回の投資には国内19州でのインフラ拡大が盛り込まれており、国内の中小企業にデジタルプラットフォームへのアクセスを提供するという、国家戦略「プラン・メキシコ」(2025年1月17日記事参照)の目標の一環をなすものであると位置付けた。

本投資計画に伴い、同社は新たに8,500人規模の新規雇用を創出する方針で、これにより、メキシコ国内の従業員数は2026年末までに4万2,000人を超える見通しとなる。現地報道によると、同社のプラットフォームでビジネスを行うメキシコの中小企業の45%が、同サービスを「最大の主要収入源」と位置付けており、今回の巨額投資は、国内経済を支えるデジタル商業インフラのさらなる拡充につながるものと期待される(「ミレニオ」紙6月8日付)。

(深澤竜太)

(メキシコ、アルゼンチン)

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