中南米最大級のクリエーティブ産業見本市「Rio2C」で商談など活況

(ブラジル)

サンパウロ発

2026年06月01日

ブラジル・リオデジャネイロ市で202652631日に、中南米最大級のクリエーティブ産業イベント「Rio2C」が開催された。会期中は、映像、アニメーション、ゲーム、音楽など多様な分野の企業やクリエーターが集まり、ビジネス機会の創出や国際連携を目的とした商談やカンファレンスが行われた。商談会には、約200の国内外のコンテンツ関連企業が参加した。

今回の展示・商談には、ブラジルの大手メディア企業であるグローボ、ヘジ・バンデイランテスといった放送事業者に加え、オッテラなどネット配信関連企業、制作事業者のO2フィルムスなどが参加した。さらに、米国のアマゾンMGMスタジオ、ディズニー、NBCユニバーサルなどのグローバル企業も参加し、中南米市場への関心の高さがうかがえた。

写真 見本市の会場(ジェトロ撮影)

見本市の会場(ジェトロ撮影)

カンファレンスでは、東映アニメーションが登壇した。同社は、サウジアラビアやフランスにおいて現地の制作会社と協力し、地域の文化や嗜好(しこう)に配慮したアニメ作品を制作することで現地市場での受容拡大に成功している、と説明した。例えば、肌の露出が多いキャラクターは商品化が難しい、バイオレンスな描写が過度な作品は放送制約があるといった各地域特有の規制や商習慣に対応したかたちで企画・制作を行っている。その上で、今後は中南米地域においても同様の取り組みを展開し、現地パートナーと協業したコンテンツ開発を進めていく方針を示した。

写真 東映アニメーションによるプレゼンテーション(ジェトロ撮影)

東映アニメーションによるプレゼンテーション(ジェトロ撮影)

中南米では近年、配信サービスの普及や若年層人口の多さを背景に、映像コンテンツ需要が拡大している(注1)(注2)。Rio2Cはこうした成長市場における国際連携のハブとしての役割を強めており、今後のビジネス展開の方向性を示す重要な場となっている。会期中を通して活発な商談やネットワーキングが行われており、映像関係の製品を取り扱う日本企業にとっても非常に有益な商談機会になるとみられる。

写真 盛況だった展示ブースエリア(ジェトロ撮影)

盛況だった展示ブースエリア(ジェトロ撮影)

(注1)ブラジルのアニメ・コンテンツ市場についての詳細は、次のレポートを参照。「アニメ関連サービス・商品に関するブラジル市場レポート(2025年3月)」。

(注2)ブラジルのゲーム市場についての詳細は、次を参照。「2025年版ブラジルのゲーム市場PDFファイル(2.8MB)」。

(榊原悠生)

(ブラジル)

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