ニュージーランドの第1四半期実質GDP成長率は前期比0.8%、3期連続プラス成長
(ニュージーランド)
シドニー発
2026年06月25日
ニュージーランド統計局は6月18日、2026年第1四半期(1~3月)の実質GDP成長率が前期比0.8%(注)だったと発表した。2025年第3四半期(7月~9月)以降、3四半期連続のプラス成長となった。また、前年同期比では1.5%となった。
需要項目別にみると、乳製品や食品・飲料などの輸出の増加により、財貨・サービスの輸出が前期比3.1%増だった。また、総固定資本形成は2.0%増で、工場、機械設備、その他建設投資の拡大が成長を下支えした。さらに、資本財や消費財の輸入拡大を背景に、財貨・サービスの輸入は4.2%増となった。
産業別にみると、製造業は前期比1.9%増だった。輸送用機器、機械設備、食品、飲料、たばこ製品の生産拡大が主な要因となった(添付資料表参照)。また、専門・科学・技術・管理・ビジネスサービスは1.1%増加し、コンピュータシステム設計、広告・市場調査、経営関連サービスなどの伸びが寄与した。卸売業も機械・設備分野の販売増加により2.4%増だった。一方で、鉱業は石油・ガス採掘の減少により11.6%減となったほか、建設業も建設活動の弱さを背景に1.0%減だった。
ニコラ・ウィリス財務相は同日付のプレスリリース
で、当期のGDP統計について、2026年初時点で経済が回復基調にあるとの認識を示した。また成長率が政府予測を上回ったことに加え、企業投資が前期比3.7%増となった点を評価し、設備投資促進策「Investment Boost
」がその一因である可能性にも言及した。一方で、中東情勢などを受けた国際的な不確実性が今後の成長の下押し要因となる可能性を指摘したものの、政府としては中長期的に経済成長が強まるとの見通しを示した。
(注)全て季節調整済みの数字。
(ストーリー愛子)
(ニュージーランド)
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