「セネガル・スペースウィーク2026」が開催
(セネガル、コートジボワール)
アビジャン発
2026年06月05日
セネガル宇宙研究機構(ASES)は5月19日から22日にかけて、セネガルのダカールで「第2回セネガル・スペースウィーク2026」を開催した。今回のテーマは「ジオインテリジェンスを中心とする安全保障・防衛戦略-宇宙空間利用による領域セキュリティーの高度化」で、衛星画像などの地理空間情報を安全保障・領域管理に活用するジオインテリジェンス分野が取り上げられた。
同イベントは、コートジボワールのアビジャンで9月24から26日まで開催予定の宇宙関連ビジネスイベント「アフリカ・スペースエキスポ2026」(ASPEX)と並ぶ規模のアフリカ地域の宇宙分野に関する国際イベントだ。ASESは同イベントを通じ、宇宙分野が国家安全保障や領域管理に果たす役割を示し、セネガルを宇宙データガバナンス分野におけるアフリカ地域の主導的存在として確立することを目指している。開会式でセネガル宇宙研究機構理事長のカラム・カイレ氏は、宇宙は大国だけの専有物ではなく、人材育成と主権確立の要であり、国民が実感できる良い影響をもたらすべきだと強調した。会場にはフランス、米国、ルワンダの各国大使らが出席した。
セネガル・スペースウィークに続いて開催されるアフリカ・スペースエキスポは、アフリカ地域全体の宇宙分野を対象とする点で対象範囲がさらに広がる。コートジボワール宇宙庁(ASCI)、アフリカ宇宙庁(AfSA)、アフリカ連合(AU)、宇宙技術の普及・人材育成に取り組むエブルニ・スペース財団(la Fondation Eburnie Space、本部:アビジャン)の共催で開催され、コートジボワールをアフリカ地域の宇宙産業の拠点として位置づけ、国際連携の促進とアフリカの宇宙分野における存在感の確立を図る狙いがある。展示・発表にとどまらず、BtoB・BtoGの商談や非公開会談も予定されており、意思決定者、民間セクター、研究機関、投資家など多様な関係者の参加が見込まれる。名誉招待国として米国とモロッコが参加する予定だ。
アフリカ各国政府や関係機関は現在、食料安全保障、急速な都市化、環境の持続可能な利用、人口が増加する中での教育環境の整備などにおいて、多くの課題に直面しており、宇宙関連資産への投資を通じてこれらの課題解決に取り組んでいる。
(ロブエ・ピエールアダム、安藤佳耶)
(セネガル、コートジボワール)
ビジネス短信 9637b535a30ea265





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