第1四半期の実質GDP成長率は前期比0.2%、10期連続でプラス成長を維持
(チェコ)
プラハ発
2026年06月03日
チェコ統計局の5月29日の発表
によると、2026年第1四半期(1~3月)の実質GDP成長率(季節調整済み)は前期比0.2%で、2023年第4四半期(10~12月)以降のプラス成長を10期連続で維持した。前年同期比の成長率は2.2%だった。
チェコ統計局は、「需要項目別では総固定資本形成と在庫変動が成長に寄与した一方、最終消費支出と貿易収支が成長抑制の要素となった」と指摘。総固定資本形成は前期比2.0%増で、前期の2.8%増からは減速したものの、堅調な伸びを示した(添付資料表1参照)。在庫変動のプラス影響もあり、総資本形成は前期の0.1%減から増加に転じ、3.7%増と伸長した。最終消費支出をみると、家計最終消費支出は0.6%増で前期の1.2%増より伸びが鈍化し、政府最終消費支出は前期の横ばいから0.3%減の減少に転じた。一方貿易収支は、輸出が前期比3.8%増と好調な伸びを示したが、輸入の伸びが5.8%増と輸出を大きく上回ったため、貿易収支が全体を押し下げる結果となった。
産業部門別では、金融・保険業が前期比4.3%増と大幅に伸び、専門・科学・技術・管理サービス(0.9%増)、運輸、小売り、卸売り、宿泊・飲食サービス(0.4%増)、不動産(0.4%増)、建設(0.2%増)とともに成長を牽引した(添付資料表2参照)。一方、製造業は前期の2.0%増から0.9%減に転じ、鉱工業全体を0.7%減に引き下げ、成長抑制の要因となった。
(中川圭子)
(チェコ)
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