アンゴラ、ロビト回廊でコンゴ民主共和国からの銅の鉄道輸送を再開
(アンゴラ、コンゴ民主共和国)
ヨハネスブルク発
2026年06月18日
アンゴラのロビト・アトランティック鉄道(LAR、注)は6月15日、コンゴ民主共和国(DRC)からの銅を輸送する貨物列車を受け入れ、ロビト回廊における貨物輸送を再開した。ロビト回廊は、コンゴ民主共和国の銅やコバルトをアンゴラ西岸のロビト港から輸出する物流ルートで、南部アフリカ内陸市場と国際市場を結ぶ回廊だ。2026年4月にベンゲラ州で発生した洪水により、ロビト〜ウアンボ間の鉄道区間の運行が約2カ月間中断されていたが、緊急の復旧工事により安全な運行が可能な状態に回復した。
同区間の中断期間中も、ウアンボ〜ルアウ間(1,000キロメートル超)では貨物・旅客サービスが継続され、さらにトラック輸送を含む複数の輸送ルートにより物流の継続性が確保されていた。ロビト・アトランティック鉄道のニコラス・フルニエ最高経営責任者(CEO)は、迅速な復旧対応が同回廊の戦略的重要性をあらためて示したと評価している。今後は復旧計画の第2段階として、異常気象への耐性強化に向けた技術調査が進められる予定。
2025年12月に、ロビト・アトランティック鉄道は、米国国際開発金融公社(DFC)および南部アフリカ開発銀行(DBSA)から総額7億5,300万ドルの資金調達に成功したと発表していた。この資金は、ロビト港の鉱物ターミナルとコンゴ民主共和国の国境ルアウを結ぶ、アンゴラ国内の全長1,300キロメートルの鉄道の改修に充てられるとしている。
(注)ロビト・アトランティック鉄道は鉄道インフラに特化した専門運営会社で、30年のコンセッション契約の下、アンゴラのロビト港からコンゴ民主共和国との国境のルアウまでを結ぶ総延長約1,300キロメートルの鉄道の近代化・保守・運営を担う。また、鉄道と直結するロビト港鉱物ターミナルも運営し、物流サービスを提供している。欧州企業トラフィギュラ(Trafigura)、モタ・エンジル(Mota-Engil)、ベクトゥリス(Vecturis)によるコンソーシアムが所有。
(橋本泰宏)
(アンゴラ、コンゴ民主共和国)
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