ケニア・ナイロビの国際空港拡張を中国企業が受注
(ケニア、中国)
ナイロビ発
2026年06月26日
ケニア政府は6月23日、首都ナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港(JKIA)の拡張・近代化事業について、中国国有建設企業の中国路橋工程(CRBC)と約1,542億ケニア・シリング(約1,850億円、1ケニア・シリング=約1.2円)の契約を締結した。契約はデービス・チルチル道路・運輸省長官の立ち会いの下、同省のテレシア・ムバイカ航空・宇宙開発担当次官と、CRBCの于暁東(Yu Xiaodong)ゼネラルマネジャーが署名した。
同事業では、新ターミナルの建設、既存施設の改修・近代化、滑走路側(エアサイド)および陸側(ランドサイド)運用の改善などを実施する計画だ。政府によれば、年間旅客処理能力は現在の約750万人から最大2,200万人へとほぼ3倍に拡大する見込みだ。最も時間のかかる新ターミナル建設の完工は36カ月後を予定している。資金面は、東部南部アフリカ貿易開発銀行(TDB)およびアフリカ金融公社(AFC)がアレンジャーとして関与し、官民資金を組み合わせて調達する方針とされる。
同プロジェクトは、2024年にインドのアダニ・グループとの官民連携(PPP)契約(約20億ドル規模)が破棄されたことを受けて再入札されたもの。CRBCはモンバサ~ナイロビ間の標準軌鉄道(SGR)やナイロビ高速道路など、ケニアの主要インフラの受注実績があり、今回の受注により、大型インフラ事業での中国企業の存在感があらためて示された。なお、案件を巡っては調達手続きの透明性などに関する訴訟も提起されており、資金構造や契約内容の詳細開示を求める声も出ている。
(佐藤丈治)
(ケニア、中国)
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