1~5月の貿易、ハイテク・高付加価値の機械・電子製品の輸出が好調
(中国)
北京発
2026年06月23日
中国海関総署(中国税関)が6月9日に発表した統計によると、2026年1~5月の貿易総額は前年同期比19.2%増の2兆9,751億ドルだった。輸出額は15.5%増の1兆7,134億ドル、輸入額は24.5%増の1兆2,617億ドルだった(注1)。
1~5月の貿易額を主要貿易相手国・地域別にみると、輸出では、最大の相手先であるASEANが前年同期比20.3%増の3,179億ドル、2位のEUが16.4%増の2,540億ドルだった。3位の香港は45.5%増の1,774億ドルと高い伸びを示した。4位の米国は2.7%減の1,725億ドルだった。日本は7.1%増の689億ドルだった。輸入では、1位のASEANが21.0%増の1,886億ドル、韓国が56.5%増の1,109億ドルで高い伸びを示し、2位となった。3位のEUは8.6%増の1,102億ドルだった。なお、日本は27.8%増の778億ドル、米国は5.5%減の588億ドルだった(添付資料表参照)。
主要品目別に輸出額をみると、集積回路が前年同期比90.0%増と大幅に増加したほか、シャシーを含む自動車が50.4%増と高い伸びを示した。他方、陶磁器が20.4%減、玩具が12.6%減と2桁減となった(注2)。輸入額では、自動データ処理設備および部品が65.1%増と大幅に増加したほか、肥料が58.3%増、集積回路が52.1%増と高い伸びをみせた。他方、非積載状態の重量が2トンを超える航空機が45.9%減、シャシーを含む自動車が19.3%減と2桁減となった。
海関総署は5月までの貿易の動向について、安定した成長が続いていると評価し、首脳外交による牽引の下で各国・地域との実務的な経済・貿易協力を深化させ、国際貿易の安定に寄与していると説明した。3~5月の単月の貿易総額は3カ月連続で4兆元(約92兆円、1元=約23円)を上回った。また、輸出増加の要因として、ハイテク・高付加価値の機械・電子製品が輸出額全体の6割超を占めた点を挙げ、輸入増加は、内需の改善によるものと説明した(注3)。
(注1)2026年5月単月の貿易総額は前月比2.3%増、前年同月比22.6%増の6,481億ドルだった。輸出額は前月比4.9%増、前年同月比19.4%増の3,768億ドル、輸入額は前月比1.1%減、前年同月比27.4%増の2,714億ドル、貿易収支は1,054億ドルの黒字だった。
(注2)品目の分類は、「税関統計速報 輸出重点商品目録(2026年)」に基づく。
(注3)2026年1~5月の貿易額(人民元建て)は、前年同期比11.8%増の11兆9,100億元だった。このうち、ハイテク・高付加価値の機械・電子製品の輸出額は前年同期比18.4%増の7兆5,800億元だった。
(蔣春霞)
(中国)





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