英国で劇場版「名探偵コナン」がプレミア上映、日本映画の上映が相次ぐ

(英国、日本)

ロンドン発

2026年06月16日

英国ロンドン市内の映画館で529日、「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」のプレミア上映会が開かれた。612日の本公開に先駆け、英国配給会社Trinity CineAsiaが主催したイベントで、劇場版「名探偵コナン」の英国公開は2024年の初公開から3年連続で3作目となる。

当日は、英国在住のコナンファンやインフルエンサーが多数集まった。上映中は笑いや歓声が起こるなど会場は大いに盛り上がり、試写後には、映画館内でレセプションが開催され、キャラクター関連グッズが当たる謎解きゲームが実施された。来場者からは次回の劇場版公開を心待ちにする声が聞かれた。Trinity CineAsiaのマネージングダイレクターであるセドリック・ベール氏は「『名探偵コナン』は英国を象徴するシャーロック・ホームズと関連があり、英国の人々に特別な共感を呼ぶ作品だ」と述べ、劇場版「名探偵コナン」の公開が、英国市場における日本コンテンツの広がりを後押しする好機になるとの期待を示した。

本作の公開に合わせ、日本発コンテンツを起点に、日本企業の海外展開やインバウンド促進につなげる取り組みのため、ジェトロは日本関連ショップと連携した映画プロモーションを支援するほか、JNTO(日本政府観光局)は舞台になった横浜市の観光協会と連携し、SNSを活用した情報発信を行う予定だ。

写真 試写会終了後のレセプション会場の様子(ジェトロ撮影)

試写会終了後のレセプション会場の様子(ジェトロ撮影)

英国では、日本映画の上映が相次いでいる。4月には、日本の伝統芸能である歌舞伎の世界に生きる役者の半生を描いた映画「国宝」の公開も始まり、アニメ作品にとどまらず、幅広いジャンルの作品への関心の広がりがみられる。こうした作品は、欧州市場において日本の魅力を伝える有力な発信源となり、コンテンツを契機として日本への関心や接点を広げる効果が見込まれる。あわせて、日本文化や各地域の魅力を物語として伝える手法としても有効であり、日本製品のさらなる認知度向上やインバウンド需要への波及も期待される。

(荒川伶奈)

(英国、日本)

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