シンガポール、東アフリカ共同体とのFTA交渉に意欲、タンザニアとは経済協力拡大

(シンガポール、コンゴ民主共和国、ソマリア、ブルンジ、ケニア、ルワンダ、南スーダン共和国、ウガンダ、タンザニア)

シンガポール発

2026年06月15日

シンガポールのターマン・シャンムガラトナム大統領は6月9日、訪問先のタンザニアのサミア・スルフ・ハッサン大統領とともに、東アフリカ共同体(EAC)のシンガポールとの自由貿易協定(FTA)交渉の追求に向けた意向を歓迎した(シンガポール外務省プレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

EACは、コンゴ民主共和国、ソマリア、ブルンジ、ケニア、ルワンダ、南スーダン共和国、ウガンダ、タンザニアの8カ国からなる地域経済共同体。EACにとって、シンガポールとのFTA交渉はアフリカ以外の国・地域で初となる。

シンガポールとタンザニア、炭素クレジット協力の覚書や二重課税回避協定に署名

ターマン大統領はタンザニア訪問中、ハッサン大統領とともに、2国間協議の設立、カーボン(炭素)クレジット協力、貿易円滑化に関する能力構築、技能開発に関する覚書(MOU)や、二重課税回避協定(DTA)の署名・交換に立ち会った。

これらのうち、炭素クレジット協力に関するMOUについて、シンガポールとタンザニアは、対応調整を伴う炭素クレジットの承認および国際移転に関する法的拘束力を持つ実施協定の締結に向けて取り組む(シンガポール貿易産業省プレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。シンガポールでは、実施協定に基づく国際炭素クレジット(ICC)プロジェクトから創出されたICCが適格基準を満たす場合、炭素税の支払いに充てることができる。

また、DTAでは、相手国で課税対象となる恒久的施設(PE)に該当する滞在・活動期間を明確に定めた(建設関連:6カ月超、役務提供:12カ月で183日超)ほか、配当や利子などを支払う際の源泉徴収税率の上限〔配当:7.5%、利子:10%、ロイヤルティー(使用料):10%、技術上の役務に対する料金:10%〕などを規定した(シンガポール内国歳入庁メディアリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。DTAは両国での批准手続きが完了した後に発効する。

(朝倉啓介)

(シンガポール、コンゴ民主共和国、ソマリア、ブルンジ、ケニア、ルワンダ、南スーダン共和国、ウガンダ、タンザニア)

ビジネス短信 7d9975ba46d60168