人型ロボットのユニツリーが上海市にエンボディドAI体験型店舗を開設、アジア初

(中国)

上海発

2026年06月04日

人型ロボットメーカーの宇樹科技(ユニツリー・ロボティクス)は531日、同社としてはアジア初となるエンボディドAI(人工知能)体験館を、中国・上海市静安区の久光百貨店にオープンした。最先端のエンボディドAI技術が体験できる没入型店舗として、市民生活へのロボット技術の活用を後押しする(「上海市静安区政府公式Wechatアカウント」531日)。

写真 開業日に掲げられた看板(ジェトロ撮影)

開業日に掲げられた看板(ジェトロ撮影)

体験館は百貨店2階に位置し、屋外エスカレーターで直結する屋上広場に入り口が設置された。上海市静安区の公式アカウントによると、売り場面積は100平方メートル以上の大きさで、人型ロボット「G1」「R1」や、四足歩行ロボット「Go2」などの製品のほか、パンダ模様のロボットの外装カバーやTシャツなどグッズなどを展示・販売している。

写真 体験館オープン日の様子(ジェトロ撮影)

体験館オープン日の様子(ジェトロ撮影)

ユニツリーは、これまで電子商取引(EC)大手の京東(JD.COM)や天猫(Tモール)、微信(WeChat)のミニプログラムなどを通じたオンライン販売を主軸としてきた。2025年末に、北京市のショッピングモール「京東モール(双井店)」でオフラインの常設販売を開始し、これに続き、今回はより体験を重視した店舗を展開した。同社の発表によると、2025年の人型ロボット(車輪式などを除く)出荷台数は5,500台以上に上り、生産台数は6,500台を超えた。

現地テック系情報プラットフォームの科創板日報によると、ユニツリー創業者の王興興氏は、2026年の世界における人型ロボット出荷台数は少なくとも数万台規模に達すると見込んでおり、同社の出荷目標を1万~2万台としている。一方、エンボディドAIや制御アルゴリズムなど技術面の課題が依然として存在し、人型ロボットの実用化はまだ初期段階にあるとの認識を示した(「財聯社」2月17日)。

(劉元森)

(中国)

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