安徽省黄山市で「2026年地方政府と友好都市のRCEP協定協力フォーラム」が開催

(中国)

上海発

2026年06月10日

中国人民対外友好協会と安徽省政府の共催による、「2026年地方政府と友好都市のRCEP協定協力フォーラム」が5月27~29日、安徽省黄山市で開催された。本フォーラムは地域的な包括的経済連携(RCEP)協定に関する国家級のフォーラムとして、2023年から4年連続で安徽省黄山市にて開催されている(2024年7月24日記事参照)。今回のフォーラムは「新たな青写真・新たなチャンス・新たな協力」をテーマとし、安徽省の科学技術イノベーション、産業、友好姉妹都市、文化・観光などの分野に焦点を当て、多層的で実務的な協力プラットフォームを構築し、RCEP協定加盟国による地方間交流の深化と発展機会の共有を促進するとしている。

開幕式では、鉄凝・全国人民代表大会常務委員会副委員長が開会を宣言、ヌール・ジャズラン・マレーシア上院副議長、梁言順・中国共産党安徽省委員会書記、楊万明・中国人民対外友好協会会長、カオ・キムホンASEAN事務総長などがあいさつを行った。鉄副委員長はあいさつで、「RCEPが地域的な自由貿易の取り決めから、より高水準の越境的な経済貿易枠組みへと発展しつつあり、地域経済一体化を促進する重要な原動力となっている」と指摘した。さらに鉄副委員長は、「RCEPの効率的な実施を全力で推進し、制度面と生産要素面の対外開放を一体的に進めるとともに、国際市場の拡大に積極的に取り組み、自由貿易圏の運営の質と効率を全面的に高める」とした(2023年4月19日付地域・分析レポート参照)。

また、梁書記は「RCEPが既に地政学的課題への対応と地域のウィンウィンの関係の実現を促進する重要な力となっている」と発言したほか、「安徽省は今後も黄山フォーラムのブランド力を継続的に高め、RCEP加盟国の地方政府や友好都市との間で、経済・貿易、産業、投資、文化・観光などの分野における協力を深め、恒常的な交流メカニズムを構築し、相互の発展を実現し世界に貢献していきたい」と呼びかけた。

加えて、張少剛・APEC中国工商理事会常務副主席、サイサナ・コットプートン・ラオス・カムアン県党委員会書記、遅福林・中国(海南)改革発展研究院院長が基調報告を行い、プロジェクト調印式が行われたほか、「東黄山RCEP地方交流協力モデル区イニシアチブ」が発足した。

フォーラムの会期中、海外からの来賓は中国の大手飲料メーカーである農夫山泉の黄山工場生産ライン、黄山太平猴魁博物館、溝村歴史館なども視察し、グリーン(環境配慮型)発展、農村振興、無形文化遺産の継承などについて関係者と議論を行った。

(佐川将平、陸姿音)

(中国)

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