丸紅、南部アフリカで自動車整備事業を展開
(南アフリカ共和国)
ヨハネスブルク発
2026年06月12日
丸紅は6月10日、カーメンテナンス事業を展開する南アフリカ共和国のティオート・インベストメント(TiAuto Investments)を子会社化すると発表
した。丸紅は初めてアフリカで同事業を展開することになるとしている。南アのヨハネスブルクに本社を構えるティオート・インベストメントは1967年に設立され、南アを中心にボツワナ、ナミビア、ジンバブエ、ザンビアの周辺5カ国で161店舗のカーメンテナンス事業を展開している。南ア市場において業界トップクラスの店舗当たり売上高を達成し、競合他社が手掛けていないホイール修理サービスや、価格帯の異なる複数ブランドの商品を幅広く取り扱うことにより、顧客の囲い込みを実現しているという。
これまで丸紅は、2006年にタイのビークイック(B-Quik)を買収し、カーメンテナンス事業に参入していた。店舗数は買収時の44店舗から現在は241店舗まで拡大している。同事業をインドネシアおよびメキシコにも展開し、両国においてもそれぞれ43店舗、94店舗を運営している。今回のティオート・インベストメント社の買収により、丸紅がカーメンテナンス事業において展開する店舗数は約540店舗まで拡大することとなる。
5月15日に南ア自動車製造業者協会(NAAMSA)が発表した「Automotive Trade Manual 2026
」によると、南アの自動車保有台数は1,368万台で、車両の高齢化が進んでおり、車の部品交換の需要は高い。平均車齢は2025年時点で11年であり、車両全体の75.6%が6年以上経過している。古い車両は走行距離1キロメートル当たりのアフターマーケット製品の必要量が新車に比べて多く、ほとんどの小型車両にとって修理の最適な時期は車両年数6年から10年だ。車両の長期保有、メンテナンスプランの延長、中古車への乗り換えなどが、南アでのアフターマーケット製品の販売量増加につながっているという。
(多崎央)
(南アフリカ共和国)
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