特許にデジタルオブジェクト識別子(DOI)付与、研究成果としての可視性向上に期待

(オーストリア)

デュッセルドルフ発

2026年06月11日

オーストリア特許庁は6月3日、公開済みの特許出願および特許文献に対し、デジタルオブジェクト識別子(DOI)を付与するサービスを開始した。従来、特許文献は特許番号により識別され、通常DOIは付与されてこなかった。

DOIは学術論文に広く用いられる国際的な識別子で、付与により文献管理ツールや学術データベースでの検索・管理が容易になる。特許文献も同一の識別子で扱うことで、論文などと統合的に管理できるようになり、研究成果としての可視性の向上が期待される。

対象は主に大学や研究機関で、出願人などが申請できる。付与は無料。同取り組みは、日米欧中韓などの主要特許庁でも実施されておらず、特許文献を学術情報流通の枠組みに組み込む斬新かつ先導的な試みとして注目される。

(吉森晃)

(オーストリア)

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