英政府、コンセント接続可能なプラグイン・ソーラーパネル導入に向け意見公募を開始
(英国、ドイツ)
ロンドン発
2026年06月22日
英国政府は6月16日、プラグイン・ソーラーパネルの合法的かつ安全な使用を可能とするための法改正などに関する意見公募を開始
した。6月30日まで意見を募集し、7月22日までに回答の概要を公開するとしている。
プラグイン・ソーラーパネル(蓄電池なし)は、標準的なコンセントに接続可能で低コストかつ、バルコニーなどにも設置可能であることから、賃貸住宅の居住者や低所得者層にも利用しやすい光熱費削減手段として注目されている。英国政府によると、プラグイン・ソーラーパネルは欧州で既に広く利用されている(注1)が、英国では複数の安全規則に起因する制約により、販売、供給、使用が合法的に認められていなかった。本意見公募では、発電設備のプラグおよびソケットによる接続を認めていないBS1363(注2)が変更されるまでの時限的な措置として、全てのプラグにBS1363への準拠を求める「プラグおよびソケットなどの(安全)規則
」を改正し、暫定製品仕様書
の要件を満たす場合に接続を許可することが提案されている。
英国政府は同日、大手小売業者のカリーズ(Currys)、B&Q、アマゾン、リドル(Lidl)が、プラグイン・ソーラーパネルを導入する政府の計画に参画すると発表
した。これにより、今後数カ月のうちに英国の市民が住宅にプラグイン・ソーラーパネルを設置することが可能になるとしている。
(注1)ソーラーパワー・ヨーロッパの推計によると、プラグイン・ソーラーに関する入手可能なデータのほとんどはドイツ市場に限定されている。2025年1~11月にドイツ国内に設置された太陽光発電システム80万基のうち、約半数の40万基以上がプラグイン・ソーラーだった。
(注2)英国規格協会(BSI)が定める、コンセントシステムに関する安全性、構造、寸法精度、試験、および表示に関する基準。
(齊藤圭)
(英国、ドイツ)
ビジネス短信 3f0874b380965fc4





閉じる