ユニツリー、米エヌビディアとの連携で人型ロボットの参照設計を発表
(中国、米国)
上海発
2026年06月12日
中国のロボット企業である宇樹科技(ユニツリー・ロボティクス)は6月1日、米エヌビディア(NVIDIA)との連携で開発した人型ロボットのリファレンスデザイン(参照設計)「H2 Plus」を発表した。2026年末に販売開始予定とされている。同製品はエヌビディアの「Isaac GR00T」開発プラットフォームに基づくもので、ハードウエアとソフトウエアを統合した開発環境を提供することにより、人型ロボット開発の効率化を図る。
同社は、現在の人型ロボット開発において、ハードウエア統合からデータ収集、シミュレーション、学習、評価、運用に至るまでの工程が分断されていることを課題として指摘した。エヌビディアの「Isaac GR00T」開発プラットフォームは、データの収集・生成からロボットモデルの評価・運用に至るまでの一連の工程を網羅する開発環境であり、人型ロボットの開発プロセス全体を支援する。
今回発表されたH2 Plusは、ユニツリーの人型ロボット本体と五指触覚ハンド「Sharpa Wave」、エヌビディアの搭載式計算モジュール「Jetson Thor」、および「Isaac GR00T」開発プラットフォームを統合することで、開発プロセスの一体化を実現した。
ユニツリーの最高経営責任者(CEO)である王興興氏は「H2 Plusは、ユニツリーの人型ロボットにエヌビディアのJetson ThorおよびIsaac GR00T開発プラットフォームを組み合わせることで、開発チームに対し、ロボットのスキルを開発し、実環境に適用するための検証済みの開発基盤を提供する」と述べた。また、エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは「人型ロボットはフィジカルAIの新たな産業を創出する」とし、数兆ドル規模の市場機会につながる可能性に言及した。
(宋青青)
(中国、米国)
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