中国、2025年の鉄道貨物輸送量は前年比2.0%増、新路線開通も相次ぐ

(中国)

武漢発

2026年06月08日

中国国家鉄路局は5月29日、2025年の鉄道輸送に関する統計をまとめた「2025年鉄道統計公報PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)」を発表した。

公報によると、2025年の全国の鉄道貨物輸送量は前年比2.0%増の52億7,700万トンとなり、2017年から9年連続で増加した。中国とアジア・欧州を結ぶ貨物列車「中欧班列」および「中亜班列」の運行本数は9.8%増の3万4,000本、コンテナ輸送量は7.6%増の317万TEU(1TEU=20フィートコンテナ換算)となった。鉄道旅客輸送は、6.7%増の46億100万人だった。

鉄道関連の固定資産投資は増加

公報によると、2025年に新規開通した鉄道は総延長3,109キロメートルで、このうち高速鉄道は2,862キロメートルとなった。高速鉄道を中心に、新規開通が相次いでおり、湖北省では2025年、襄陽市と荊州市間および武漢市と宜昌市間を結ぶ新路線が開通した。最近では、2026年6月に陝西省西安市と湖北省北西部の十堰市を結ぶ「西十高鉄」が開通予定であり、同区間が開通すれば、武漢市から西安市まで約2時間半で移動できるようになる(注)。

また、2025年における鉄道の固定資産投資額は前年比5.9%増の9,015億元(約20兆7,345億円、1元=約23円)となり、伸び率は前年(11.3%増)から縮小している(2025年6月16日記事参照)。国家発展改革委員会は2025年11月に「鉄路専項中央予算内投資管理弁法」を公布し、鉄道建設プロジェクトに対する中央政府予算の配分について、各プロジェクトの経済・技術的検証と、投資効果の分析を強化し、プロジェクトごとに支援規模を合理的に決定する方針を示した。プロジェクトの性質や所在地域に基づいて支援割合を設定し、持続可能な運営を促すとしている。

(注)武漢市から西安市までの高速鉄道は、河南省鄭州市を経由するルートが一般的で、4~5時間程度を要する。

(廣田瑞生)

(中国)

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