2026年第1四半期のGDP成長率は前年同期比2.51%、非石油部門が牽引
(ベネズエラ)
カラカス発
2026年06月16日
ベネズエラ中央銀行の5月20日の発表によると、2026年第1四半期(1~3月)の実質GDP成長率は前年同期比2.51%だった。これは主に、3.11%の伸びを記録した非石油部門の好調に牽引されたものであり、中でも「金融・保険」部門が13.46%、「商業・自動車修理」部門が8.67%と高い伸びを示した。一方、建設業および電気・水道業は、それぞれマイナス18.30%、マイナス0.99%とマイナス成長となった。石油部門はマイナス2.12%だった。2026年1月初旬まで実施されていた原油輸出規制や、同国における深刻な政治的不安定さにより在庫が過剰に積み上がったことが原因だ。
非石油部門は輸出も好調だ。ヨハン・アルバレス貿易相は、国家税関・税務統合局の記録に基づき、2026年第1四半期の非石油輸出額が前年同期比で32%増加したと述べた。これは、政府による許可要件の緩和や、国内の税関・港湾における手続きの簡素化が後押ししたものだとしている。同相は、年末までにこの数字はさらに大幅に増加すると見込んでいる。ベネズエラの非石油製品の主な輸出品目は鉄鋼、鉄鉱石、アルミニウム、メタノール、アオガニ、エビ、ラム酒、カカオなどがある。
2026年通年でも高い経済成長率予測
アナリストや国際機関は、第2四半期(4~6月)以降、石油市場の新たな動向による影響がより明確に見え始めるはずだとしている。ベネズエラ中央銀行のルイス・ペレス総裁は、ベネズエラ経済が「正常化」の段階に入ったとし、2021年第2四半期以降20四半期連続の持続的な成長が定着していると述べた。これにより、インフレ抑制と為替市場の安定化につながるとしている。また、経済学者のアスドルバル・オリベロス氏は、石油産業に牽引され、2026年通年の経済成長率が12%に達すると予測している。IMF(4%)、国連ラテンアメリカ・カリブ経済委員会(6.5%)、国連開発計画(7.4%)などの国際機関は1桁台の数値を予測しているものの、2026年にはベネズエラが中南米の主要国で最も高い成長率を記録する国の1つとなる見込みだ。
(マガリ・ヨネクラ)
(ベネズエラ)
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