ベネズエラのロドリゲス大統領代行がインドとトルコを訪問、経済関係強化図る
(ベネズエラ、インド、トルコ)
調査部米州課
2026年06月15日
ベネズエラのデルシー・ロドリゲス大統領代行は6月3~8日にかけてインドとトルコを訪問した。1月に大統領代行に就任して以降初の外遊となった。
4日にはニューデリーでナレンドラ・モディ首相と首脳会談を行った。会談では炭化水素分野について主に議論された。インドはベネズエラにとってエネルギー製品の主要な輸出先であり、両国関係においてエネルギー安全保障が重要なテーマとなっている。ベネズエラの現地報道によると、インドは5月にベネズエラから前月比13.9%増の日量31万9,200バレルの原油を輸入した。インドは2025年5月から2026年3月まで、ベネズエラからの原油は全く調達していなかったが、現在ベネズエラはインドにとってロシア、アラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビアに次いで4番目の石油供給国となった。またベネズエラにとってもインドは米国に次いで2番目の石油輸出先となっている。そのほかインドとの経済関係強化を目的に、再生可能エネルギー、自動車産業、技術移転などについて、複数の企業との会談を行った。
7日はトルコに移動し、レジェップ・タイップ・エルドアン大統領と8日に首脳会談を行った。同会談では貿易、エネルギー・鉱業分野などについて話された。貿易については2025年に4億4,800万ドルだった両国間の往復貿易額を30億ドルに拡大させる意向が表明された。また鉱業分野の協力強化についても合意し、アルパルスラン・バイラクタル・エネルギー・天然資源相との会談では既存のエネルギー分野に関する覚書を背景にさらなる協力体制構築を視野に入れた議論が交わされた。
(佐藤輝美)
(ベネズエラ、インド、トルコ)
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