広東省汕頭市、多国籍企業招き洋上風力発電などをPR
(中国)
広州発
2026年05月15日
広東省商務局は汕頭市政府と共催し、4月20~21日に多国籍企業を対象とした視察ツアーを広東省汕頭市で開催した。伊藤忠商事、シーメンス、ウォルマート、ルイ・ドレフュス、マリオット・インターナショナルなどの外資系企業が参加し、汕頭国際風電イノベーション港、汕頭総合保税区、汕頭市紡織服装産業協会などを視察した。
汕頭国際風電イノベーション港では、世界トップクラスの企業を厳選して誘致し、研究開発・設計、製造プロセス、生産、検査・認証を一体化した洋上風力発電設備製造産業パークを整備する「4つの一体化」構想について説明があった。同港によると、風力発電に利用可能な海域面積は約1万500平方キロメートルで、洋上の年間平均風速は9~10メートル/秒。特に冬季の風力資源が豊富で、年間利用時間は約4,000時間という世界でも上位レベルの風況を誇る。さらに、沖合150~170キロメートルの範囲内では水深50メートル前後の低コスト条件を備え、中国有数の洋上風力発電適地とされる。
汕頭市政府との交流会では、広東省商務局および汕頭市党委員会常務委員、汕頭市政府副秘書ら関係者が出席し、同市の投資環境や産業優位性、当地でのビジネス機会について説明し、投資を歓迎する姿勢を示した。参加企業からは洋上風力やゼロカーボン、アパレルなどへの関心が示された。
マリオット・インターナショナルは、汕頭市におけるホテルの客室稼働率の高さを挙げ、同市の宿泊市場の成長性を評価した。また、ウォルマートは、汕頭市初となるサムズクラブの進出計画について説明した。その後、複数の現地報道によると、汕頭市委員会書記、市委員会副書記立ち会いの下、ウォルマートは汕頭華僑試験区管理委員会と「汕頭サムズクラブプロジェクト」に関する契約調印式を実施した。
汕頭市は玩具やアパレルの製造拠点として知られるが、今回の視察ツアーではこれらの既存産業に加えて、風力発電拠点や観光・消費市場としての魅力を発信し、多国籍企業との交流を図った。
汕頭国際風電イノベーション港での視察の様子(ジェトロ撮影)
広東省・汕頭市政府と企業の交流会の様子(ジェトロ撮影)
(西村京子)
(中国)
ビジネス短信 f94281f68009bb67





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