ダイキン・アメリカ、30年続く文化交流イベント開催、地域貢献活動が持続的成長の支え

(米国、日本)

アトランタ発

2026年05月11日

ダイキン・アメリカ(本社:ニューヨーク)は51日、米国アラバマ州ディケーターにおいて、日本の「盆踊り」を中心とした文化交流イベント「ダイキンフェスティバル」を、地域貢献活動の一環として開催した。会場には地域住民など多くの来場者が訪れ、にぎわいを見せた。

写真 地域住民などでにぎわう会場の様子(ジェトロ撮影)

地域住民などでにぎわう会場の様子(ジェトロ撮影)

同社は1991年に設立され、米国内に5拠点を展開している。アラバマ州ディケーター工場では、1994年から商業生産を開始し、半導体、メディカル、自動車・モビリティー、情報通信分野などで使用されるフッ素樹脂や防汚剤などを生産しており、約300人を雇用している。ダイキン工業は地域コミュニティーとのつながりを重視しており、日本国内でも1971年から盆踊り大会を開催してきた。ダイキン・アメリカもこの社風を大切にし、米国進出当初から約30年にわたり同フェスティバルを実施している。

写真 ダイキン・アメリカのアラバマ州ディケーター工場(ジェトロ撮影)

ダイキン・アメリカのアラバマ州ディケーター工場(ジェトロ撮影)

同フェスティバルは、社員および地域のボランティアによる手作りのイベントで、毎年2月ごろから準備を始める地域の恒例行事となっている。同社としても、社員の一致団結やロイヤリティ向上を目的としており、当日は、米国人社員らで構成される和太鼓チームを中心に、30分ごとに盆踊りが行われた。また会場では、社員手作りの焼きそばやジャンバラヤ(注)などが無料で提供されたほか、子供向け遊具、書道やあめ細工など日本文化を体験できるコーナーも設けられた。

写真 和太鼓を囲んで盆踊りを行う参加者の様子(ジェトロ撮影)

和太鼓を囲んで盆踊りを行う参加者の様子(ジェトロ撮影)

写真 ステージの様子(ジェトロ撮影)

ステージの様子(ジェトロ撮影)

ダイキン・アメリカの橋川裕一取締役社長兼最高経営責任者(CEO)は、同フェスティバル開催に加え、州内学生への奨学金支給や近隣の小学生を対象としたアートコンテストへの支援などを通じ、同社が地域コミュニティーとのつながりや地域社会への貢献を重視していると述べた。進出先での円滑な事業運営と段階的な事業拡大を実現するため、同社は地域住民との信頼関係構築を重視している。進出当初から約30年にわたり、地域雇用の創出や地域交流を継続してきたことで、地域に根付いた事業基盤を確立し、安定的な事業運営と持続的成長を支える要因となっている。

写真 フェスティバルの最後に打ち上げられた花火(ダイキン・アメリカ提供)

フェスティバルの最後に打ち上げられた花火(ダイキン・アメリカ提供)

(注)米国南部のコメ料理で、ソーセージや鶏肉、エビなどを用いたスパイシーな炊き込みご飯。

(檀野浩規)

(米国、日本)

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