四川盆地で超深層の1,000億立方メートル級シェールガス田が認定

(中国)

成都発

2026年05月27日

中国石油化工集団(以下、中国石化)は5月13日、「深地工程・川渝天然ガス基地(注1)」において新たな成果が得られたと発表した。同社傘下の中国石化西南油気が申請した四川省資陽市の資陽東峰シェールガス田について、2,356億8,700万立方メートルの確認地質埋蔵量が自然資源部の専門家チームにより正式に認定された。

今回の認定により、埋蔵深度が4,500メートルを超える超深層(注2)において、1,000億立方メートル級のシェールガス田が発見されたことになり、中国のシェールガス開発は従来の深層から超深層へと新段階に進んだ。

資陽東峰シェールガス田は四川盆地に位置し、カンブリア系の「筇竹寺層群」と呼ばれるシェール層において発見された大規模な一体型ガス田だ。カンブリア系シェール層は約5億4,000万年前に形成され、国有資産監督管理委員会によると、商業規模の確認例としては世界で最も古いシェール層であり、埋蔵深度は4,500~5,200メートルに及ぶ。2012年に重慶市の涪陵(ふりょう)シェールガス田が発見されたことを契機に本格的に開発が始まり、米国、カナダに次ぐ世界で3番目の商業開発実現国となった。さらに2017年には、中国初となる年間生産能力100億立方メートル級の涪陵シェールガス田が完成した。2018年には四川省威栄市、2025年には重慶市永川区において、いずれも確認地質埋蔵量が1,000億立方メートルを超える深層シェールガス田が相次いで確認されている(「央視新聞」5月15日)。

(注1)2022年12月28日に、中国石化の「深地工程・川渝天然ガス基地」が正式に発足した。本基地は、深層および超深層の石油・天然ガス資源の開発を目的としている。「深地工程・順北石油・天然ガス田基地」「深地工程・済陽シェールオイル基地」に続く、中国石化にとって3番目の「深地工程」基地となる。 「深地工程」とは、地下深部における資源の探査・開発および研究などに関する一連のプロジェクトを指す。

(注2)シェールガスの開発において、埋蔵深度3,500メートル超〜4,500メートルを「深層」、4,500メートル超を「超深層」と定義している。

(曾小桐)

(中国)

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