コロンビアのペトロ大統領がベネズエラを訪問、首脳会談開催

(コロンビア、ベネズエラ)

ボゴタ発

2026年05月07日

コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領はベネズエラを訪問し、デルシー・ロドリゲス大統領代行と4月24日、首都カラカスで約3時間にわたり会談を行った。

両首脳による非公開会談の後、公式代表団による会合が開催され、両国間の制度的な約束事項が確認・整理された。発表された主な内容としては、国境地域の治安対策強化、貿易の再活性化、ならびに協力関係を前進させるための共同アジェンダを策定することが発表された。

主要な合意事項の1つが国境地域における非合法経済、犯罪組織への協調した対策だ。ペトロ大統領は「国境地域の住民をマフィアから解放するため、共通かつ協調した取り組みを構築する必要がある」と述べ、軍・警察・社会的対策を組み合わせて実施する重要性についても言及した。

ロドリゲス大統領代行は、今回の会談がコロンビアとの関係再構築に向けた重要な一歩であり、特に貿易面で進展がみられると強調した。「両国間の貿易は回復しており、昨年(2025年)の貿易額は約12億ドルに達した」と述べた。

そのほか、協力と共同開発に基づく地域統合の進展、電力・ガス相互接続などの統合プロジェクト、観光振興や航空ネットワークの強化などが話し合われた。社会面では、違法経済の影響を受けている国境地域の脆弱(ぜいじゃく)な住民への対応の必要性、対応の強化について合意した。

ロドリゲス氏が大統領代行に就任して以後、ベネズエラを訪問した国家元首はペトロ大統領が初だった。ペトロ大統領の今回の訪問はコロンビア国内でおおむねポジティブに受け止められており、特に米国との関係や安全保障分野での協力姿勢の観点から評価されている。

(アンドレス・ゴンザレス)

(コロンビア、ベネズエラ)

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