飲食店での犬同伴を条件付きで解禁、第1段階は6月8日まで申請受け付け
(香港)
香港発
2026年05月27日
香港政府は5月7日、飲食店の営業要件を定める「食品事業規則(Cap.132X)」を9年ぶりに改正した(5月8日施行)と発表した。改正を受けて、許可を取得した店舗における犬の同伴が認められる。第1段階として、最大1,000店舗を対象とする。申請受け付け期間は5月18日~6月8日だ(注1)。
今回の改正では、従来の盲導犬および警察犬に加え、次の条件をすべて満たす場合に限り犬の同伴が認められる。
- 当該飲食店が有効な「犬の入店許可」を保有していること。
- 入店する犬が別規則で指定された「闘犬」または「既知の危険犬」ではないこと(注2)。
- 店内では、1.5メートル未満のリードで成人により確実に保持されているか、1.5メートル未満のリードで固定物に係留されること。
- いかなる場合も、犬を調理場へ立ち入らせないこと。
許可を取得した飲食店は、従来の衛生基準に加え、テーブルでの食べ物の調理・加熱の禁止、犬をテーブルの上に乗せることの禁止など、11項目の追加要件を厳格に順守する義務を負う(注3)。犬の入店にかかるこれらの追加要件や関連法令に違反し、12カ月以内に3回の書面警告を受けた場合、犬の入店許可は即時に取り消され、以後1年間の再申請が不可となる。また、犬の入店許可に関する規定を含む「公衆衛生および市政条例」(注4)に違反し、一定の違反点数に達した場合、当該店舗の食品事業ライセンスについて停止または取り消し処分が課される可能性がある。
今回の許可申請は、オンライン限定で受け付ける(注5)。対象となるのは、正式なライセンスを持つ一般レストラン、軽食レストラン、船上レストランの店舗に限られる。ただし、火鍋や焼肉の専門店などは対象外となる。なお、メニューの一部として火鍋などを提供している店舗は、申請自体は可能だが、許可期間中は対象外のメニュー提供が禁止される。実際の制度開始は7月中となる見通しだ。
(注1)最新情報については、香港政府の特設ウェブサイト
を参照。
(注2)「闘犬」と「既知の危険犬」の定義については、香港政府の特設ウェブサイト内のFAQ
を参照。
(注3)追加順守要件については、香港政府の特設ウェブサイト
を参照。
(注4)「公衆衛生および市政条例」については、法令データベース
を参照。
(注5)オンライン申請の詳細については、香港政府の特設ウェブサイト
を参照。
(梁鎮海)
(香港)
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