繁華街オーチャード通りの再活性化、ポップアップストア設置へ
(シンガポール)
シンガポール発
2026年05月13日
シンガポールのグレース・フー環境持続相兼貿易産業省貿易担当相は5月8日、繁華街オーチャード通りの再活性化策の一環として、歩行者通りにポップアップストアを設置する計画を明らかにした。同日付の地元英字紙ストレーツ・タイムズによると、2026年末までに第1号のポップアップストアが開業する見通しだ。
オーチャード通りは、大型ショッピングモールや高級ブランド店などが集積する国内最大の繁華街として知られる。新たに設置されるポップアップストアは即時入居可能な期間限定の小売りや飲食店向けのスペースとなる。シンガポール観光庁(STB)は、同通り中心部で最大3カ所のポップアップストアを設計、建設、運営する業者を選定する入札を5月中に実施する予定だ。最初の店舗は2026年末までに開業し、2028年末まで運営される予定だ。
ポップアップストアには、国内外のテナントが1~6カ月間の短期間入居できる。同通りではこれまでも民間企業によるポップスアップストアの設置事例がみられたが、出店企業が自ら店舗設置と解体の費用を負担する必要があった。フー貿易担当相は「新規参入の(海外)ブランドや新たなコンセプトを持つブランド、有望な地元ブランドが、即時入居可能かつ低コストで、テスト販売をしたり、オーチャード通りでのブランド認知を高めたりすることに活用できる」と述べた。
このほか、STBは、オーチャード通りにある歴史保存建築に指定されている旧学校施設を、ホテルを含む複合施設として再開発する計画を進めている。また、同通り西端のタングリン地区にある4棟の英国植民地時代のバンガローについても、ホテルへの再開発を予定している。STBは両プロジェクトについて、2026年中にも開発業者を選定する入札を実施する計画だ。
(本田智津絵)
(シンガポール)
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