英国、対ロシア経済制裁措置を一部緩和、ロシア産原油から加工した一部燃料の輸入など許可

(英国、ロシア、中東)

ロンドン発

2026年05月25日

英国政府は5月19日、対ロシア経済制裁措置の一部緩和を発表した(通知外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますガイダンス外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。第三国でロシア産原油から加工されたディーゼル燃料(注1)と航空燃料(注2)について、輸入および関連する特定サービスの提供や行為を許可するもので、5月20日に発効された。有効期間は無期限だが、政府は定期的に見直しを行うとしている。また、サハリン2またはヤマル・ターミナルから第三国への液化天然ガス(LNG)の海上輸送、同ターミナルを原産地とするLNGの第三国間の海上輸送、および関連の金融サービスおよび資金の提供、仲介サービスを許可する。適用期間は5月20日から2027年1月1日までで、当該輸送活動を行う者は、活動開始から30日以内に貿易制裁実施局(OTSI)への届け出が必要とされている。

現地メディアは、イスラエル・米国とイランの衝突によるホルムズ海峡の封鎖により、燃料供給への影響が懸念されているが、今回の措置により、制裁導入以前に主要な供給元であったインドからの航空燃料の輸入や、ロシア産原油を多く精製するトルコからの輸入が可能になると指摘している。政府報道官はメディアに対し、「重要なサプライチェーンを保護し、市場の安定を維持しながら、ロシアがウクライナで戦争を遂行する能力を低下させるため、対ロシア制裁の強化に取り組む」とコメントした。

同日、英国政府からロシアに対する輸入制裁強化も発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますされた。ロシア産のウランの輸入、およびウランの直接的または間接的な取得、供給および引き渡し、ならびに第三国で加工された関連石油製品の輸入、当該品目に関連する技術支援、金融サービスおよび資金の提供、仲介サービスの提供を禁止するもの。5月20日に発効された。

(注1)品目のHSコードは2710.19.42、2710.19.44。

(注2)品目のHSコードは2710.19.21。

(野崎麻由美)

(英国、ロシア、中東)

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