4月のインフレ率は前月比で小幅加速、景況指数のPMIは16カ月ぶりの縮小圏に
(ナイジェリア)
ラゴス発
2026年05月26日
ナイジェリア国家統計局(NBS)が5月15日、2026年4月の消費者物価指数(CPI)を発表した。総合インフレ率は前年同月比15.69%となり、前月の15.38%から0.31ポイントと小幅に上昇した。一方、前年同月の26.82%からは大きく低下しており、インフレの長期的な鈍化傾向は続いている。
品目別では、食品・非アルコール飲料が総合インフレ率の押し上げに最も大きく寄与しており、レストラン・宿泊、交通、保健が続いた。食品インフレ率は前年同月比16.06%で、前年同月の24.68%を下回り、前月比では3.63%だった。地域別では、都市部インフレ率が前年同月比15.40%、農村部が16.36%となり、農村部の伸びがやや高かった。また、農産物とエネルギーを除くコアインフレ率は15.86%だった。
また、ナイジェリア中央銀行(CBN)が同月発表した4月の購買担当者景気指数(PMI、注)は49.4となり、景況判断の境目である50を16カ月ぶりに下回った。調査対象36サブセクターのうち、19が縮小、16が拡大、1が横ばいだった。セクター別では、工業PMIが49.5、サービスPMIが48.8といずれも縮小圏に入った一方、農業PMIは50.2と21カ月連続で拡大を維持した。工業では新規受注と雇用が縮小したものの、生産は小幅に拡大した。サービスでは事業活動、新規受注、雇用がいずれも縮小した。CBNは、中東情勢を巡る地政学的不確実性も景況感の悪化に影響した可能性を示唆している。
(注)本稿のPMIは、CBNが2026年4月6~10日に1,900人の企業購買・供給担当幹部を対象に実施した調査に基づく。PMIは調査機関により対象企業、業種分類、算出方法が異なるため、他機関が公表するPMIとは数値が一致しない場合がある。PMIは50を上回ると事業活動の拡大、50を下回ると縮小を示す。
(柴田北斗)
(ナイジェリア)
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