トランプ米大統領の支持率36%に低下、6割強が経済状況悪化と回答、世論調査
(米国)
調査部米州課
2026年05月08日
経済誌「エコノミスト」と調査会社ユーガブは5月5日、トランプ政権などに関する世論調査結果(注1)を発表
した。ドナルド・トランプ大統領の支持率は36%と前週の37%からやや低下した。不支持率は前週より1ポイント低下し58%で、純支持率(支持率と不支持率との差)は前週に引き続きマイナス22ポイントだった。
トランプ氏のインフレ・物価対策を支持する割合は25%で、不支持は69%だった。純支持率はマイナス44ポイントで、経済全体に対する純支持率(マイナス24ポイント)を大きく下回った。支持政党別では、民主党支持者(95%)、無党派層(75%)の大多数は不支持で、共和党支持者は60%が支持する。共和党支持者の中でも、MAGA(注2)は75%が支持(不支持22%)しているが、非MAGAは61%が不支持(支持32%)としている。
また、経済状況が「悪化している」と61%が回答した。支持政党別では、民主党支持者の87%、無党派層の64%が「悪化している」と回答した。共和党支持者では、36%が「改善している」、32%が「悪化している」、27%が「変わらない」としているが、MAGAと非MAGAでは意見が異なり、MAGAの51%は改善、非MAGAの53%は悪化と回答した。
トランプ大統領の不支持率は2期目最高の62%に
「ワシントン・ポスト」紙と調査会社イプソスが4月下旬に実施した世論調査(注3)によれば、トランプ氏の支持率は37%で、2月の調査時(39%)から2ポイント低下した。不支持率は62%と2期目の任期中最高となった。支持政党別では、民主党支持者の95%、無党派層の73%は不支持で、共和党支持者の85%は支持する。
米国のイラン攻撃の見方は、「誤り」とする割合が61%と、「正しい決断」(36%)を大きく上回った。また、現在、米国が取るべき対応として、「たとえ米国にとって不利な結果になったとしても、イランと和平合意を結ぶべき」(48%)が「たとえイランに対する米国の軍事行動再開を意味するとしても、米国にとって有利な合意を迫るべき」(46%)をわずかに上回った。
(注1)実施時期は2026年5月1~4日。対象者は全米の成人1,573人。
(注2)「米国を再び偉大に(Make America Great Again)」の略称で、もともとトランプ氏の選挙キャンペーンのスローガンだが、トランプ氏の支持者を表現する際にも用いられる。
(注3)実施時期は2026年4月24~28日。対象者は全米の成人2,560人。
(松岡智恵子)
(米国)
ビジネス短信 c7aa29f0f54835a8





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