オーディオビジュアル・コンテンツ見本市「SICA」第4回、11月開催と発表、日本は名誉招待国
(コートジボワール、日本)
アビジャン発
2026年05月20日
コートジボワールのアマドゥ・クリバリ通信相は5月7日、第4回オーディオビジュアル・コンテンツ見本市(SICA 2026)を2026年11月26〜28日にアビジャンで開催することを発表した。同見本市は「コンテンツ経済・文化外交:アフリカ映像・映画産業の再構築へ」をテーマに開催される。発表には映像産業関係者、規制当局、国際的なパートナー団体・企業に加え、名誉招待国である日本も同席した。
クリバリ通信相は、名誉招待国となった日本が、映像やアニメなどを通じて文化輸出に成功しており、クリエーティブ経済と文化外交の分野で世界的な模範となっていると評価した。コートジボワールを西アフリカ地域の映像コンテンツ拠点として確立し、アフリカが自らの歴史や文化をコンテンツとして経済面・外交面の双方で活用することを目指すという目標を掲げた。この目標に沿い、SICAのウマール・コナテ運営委員長は、SICAの常設事務局の設置や科学委員会の拡充など、組織体制を強化する新たな段階に入ったと述べた。
フランソワーズ・ルマルク文化・仏語圏相は、同国のコンテンツ産業の成長を示す例として、2025年に国内映画館の入場者数が40万人を超え、興行収入が15億CFAフラン(約4億2,000万円、1CFAフラン=約0.28円)を上回ったことを明らかにした。また、コートジボワール作品が国内にとどまらず、アフリカおよび国際市場へと拡大していると強調した。
今回の開会式には、駐コートジボワール日本大使の胡摩窪淳志氏と、ジェトロ・アビジャン事務所の長屋幸一郎所長が代表として出席した。両氏は、戦略的パートナーシップの構築を目的として、日本のコンテンツ産業企業のSICAへの参加を発表した。また国際交流基金がアフリカで実施を予定している「Japan Film Festival」などの無料日本映画上映についても紹介した。
ジェトロ・アビジャン事務所・長屋所長のスピーチ(コートジボワール政府公式ウェブサイト提供)
コートジボワールでは、1992年の民間ラジオ開設や、2012年以降の地上デジタル放送(TNT)導入など、メディア環境の自由化が進んできた。2023年には通信省がSICAを開始し、主要文化イベントへと成長しつつある。同省は映像産業の発展のため、2025年8月に横浜市で日本のパートナーと協定議定書に署名した。
2025年に開催された第3回SICAでは、日本のゲーム業界を代表する「鉄拳(TEKKEN)」シリーズの生みの親である原田勝弘氏と日本企業8社が、アビジャンにあるeスポーツ施設「パラダイス・ゲームセンター」を訪問した(2025年7月9日記事参照)。
(ロブエ・ピエールアダム、安藤佳耶)
(コートジボワール、日本)
ビジネス短信 c593b377ff5c9dbe





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