湖北省、水素トラックの高速道路通行料を免除
(中国)
武漢発
2026年05月25日
湖北省交通運輸庁は5月19日、湖北省の高速道路を走行する水素燃料電池自動車(以下、FCV)に対する通行料補助政策に関する通知を発表した(文書は5月18日付)。通知によれば、湖北省内の高速道路(出入口の記録および区間内の走行経路がいずれも省内にある場合)を通行し、適法に貨物を輸送・積載するとともに、ETCを搭載して正常に作動しているFCV(動力源が水素燃料電池のみであるもの)を対象として、高速道路通行料を免除する。各高速道路の運営管理機関が免除した通行料については、省レベルの財政資金により全額補填(ほてん)される。実施期間は、本通知の発表日から2027年12月31日までとなっている。
湖北省では2024年11月8日に「湖北省水素エネルギー産業発展行動プラン(2024~2027年)」を公布(2024年11月18日記事参照)しており、同プランには省内の高速道路を走行するFCVに対して、3年間にわたり高速道路通行料を免除する方針が盛り込まれている。本通知は、同方針に基づき具体化されたものとなる。
湖北省政府によれば、中国国内では、2026年5月までに複数の省でFCVの高速道路通行料免除政策が実施されている。このうち、山東省は最も早く導入しており、実施期間は2024年3月1日から2026年2月末までだった。また、四川省では2024年11月6日から2027年末まで、陝西省は2024年9月1日から2027年9月1日まで、それぞれ実施している。中国中部地域(注)では、今回の湖北省のほか、山西省が2025年6月1日から2027年5月31日まで実施している。湖南省は2026年1月26日に「湖南省交通運輸とエネルギーの融合発展の実施意見」を発表し(文書は1月14日付)、この中でFCVの高速道路通行料への補助金を支給する方針が示されている。
(注)一般的に湖北省、湖南省、河南省、江西省、安徽省、山西省の6省を指す。
(高橋大輔)
(中国)
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