欧州最大級のゲーム産業総合イベント、ロンドンで開催

(英国、欧州)

マドリード発

2026年05月13日

ロンドンで毎年開催されるゲーム産業の総合イベント「ロンドン・ゲームズ・フェスティバル2026LGF2026)」が41319日に開催された。主催のゲームズロンドンによると、11回目を迎えた今回は前年同様に5,000人超の業界関係者が参加、総来場者数は前年の102,000人を上回る規模を記録し、イベントの成長ぶりが顕著だった。ロンドンがロサンゼルス、サンフランシスコに並ぶ世界有数のゲーム開発拠点であることをあらためて示した。またロンドン市長サディク・カーン氏は「英国内には4,000万人以上のビデオゲームのユーザーがおり、ロンドンは欧州最大級のゲーム都市である」と強調した。

写真 ロンドン・ゲームズ・フェスティバル2026開会式の様子(ゲームズロンドン提供)

ロンドン・ゲームズ・フェスティバル2026開会式の様子(ゲームズロンドン提供)

商談・資金調達の場として存在感増す

LGF最大のBtoBイベント「ゲームズ・ファイナンス・マーケット」では、数百件の投資家向けピッチミーティングが行われ、英国政府のゲーム産業への3,000万ポンド約64億円、1ポンド=約213円)支援パッケージ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを背景に、活発な資金調達の場として機能した。投資家とゲームスタジオをマッチングする同イベントは2026年から共同開発・自主パブリッシングの新たなセクションを追加し、インディーゲームスタジオが直接パブリッシャーや投資家にピッチできる場となっている。一方、一般向けゲーム展示会「ニューゲームプラス」は会場を移転し展示面積を倍増。ステージでは世界各地からの100以上のタイトルが実演され、日本で開催されるインディーゲーム向け祭典・ビットサミットが選抜した日本のインディーゲームタイトルへの関心も現地で確認された。生成人工知能(AI)のゲーム開発への応用も業界の主要な関心事として浮上しており、欧州市場ではPC・コンソールゲームがモバイルゲームよりも中長期的に有望との見方が業界関係者から聞かれた。

写真 ゲームズ・ファイナンス・マーケットでのピッチの様子(ジェトロ撮影)

ゲームズ・ファイナンス・マーケットでのピッチの様子(ジェトロ撮影)

写真 ニューゲームプラスの様子(ジェトロ撮影)

ニューゲームプラスの様子(ジェトロ撮影)

ジェトロは2026年度、日本のインディーゲームスタジオ・ゲーム関連スタートアップを対象とした欧州展開支援プログラム「J-StarX Game」を実施予定であり、ゲーム分野の欧州主要イベントへの参加支援も視野に入れている。

(加賀悠介)

(英国、欧州)

ビジネス短信 b38d57c4b98d7701