「アウトドア・イノベーション&デザイン・エキシビション」にジェトロブースを設置、日系ブランドがPR

(中国)

上海発

2026年05月27日

アウトドア分野の一般消費者向け展示会「アウトドア・イノベーション&デザイン・エキシビション(OIDE)」が51416日、上海市のウェストバンド(西岸)エリアにて開催された。今回は室内会場に加え、黄浦江沿いの屋外特別展示場も設け、展示面積は合計3万平方メートルと前回(2025年の初開催)の約3倍に拡大した。出展ブランド数は300以上に上り、うち約70%が初出展だった。主催者によると、1SKU以上(注)の商品が展示され、会期中には延べ10万人以上が来場した。

ジェトロは日本ブランドの認知向上および販売促進を目的に「ジャパンエリア」を設置した。機能性を備えたキャンプ用品やアウトドア用ウエア、スポーツ用サングラスのほか、アウトドアとの親和性が高いカレーやアイスなどの食品を扱う計14社が出品した。各社は、試着・試飲などの体験型イベントを実施したほか、キャンペーン活動も展開することで、会場でのリアル販売とEC販売の両方から消費者への訴求を図った。

写真 展示現場の様子(ジェトロ撮影)

展示現場の様子(ジェトロ撮影)

写真 ジェトロブースの様子(主催者提供)

ジェトロブースの様子(主催者提供)

ジャパンエリアに参加した興和は、関節・筋肉の痛みを和らげる効果を持つサポーターをアウトドアスポーツ愛好者向けに紹介・販売した。同社担当者からは、「これまで以上に幅広い層へ商品の魅力を伝えることができた」「使用感を確かめてもらい好評を得たことで、アウトドア分野における新たな需要の可能性を強く感じた」との声が寄せられた。また、初参加のHEGEは、60年余りの金属表面加工のノウハウを生かしたじか火調理に対応した高耐熱の「直火鍋」を展示・販売した。同製品は、軽量かつ焦げ付きにくい加工が施されているため、キャンプやバーベキューなどのアウトドアシーンでの利便性を特徴とする。同社担当者は、「アウトドア調理の自由度を高める新しい選択肢を提案し、消費者と直接話すことで、中国市場の最新情報や嗜好(しこう)を知ることができ、今後の商品開発にも大きなヒントを得られた」と語った。

中国国際キャンプ大会で発表された「新興スポーツ体験から大衆的な生活スタイルへ-アウトドアスポーツ消費の発展とトレンド報告」によると、2025年の中国におけるアウトドアスポーツ消費者数は延べ8億人を超え、消費総額は1兆元を突破した。これは、同年の社会消費品小売総額の約2%に相当する。中国アウトドア市場は、多様なカテゴリーに広がりながら、地域資源や利用シーン、消費者の嗜好に応じた消費が拡大している(「工人日報」5月18日)。

(注)SKUは、Stock Keeping Unitの略で、受発注や在庫管理を行う際の最小単位。

(徐暁蕾)

(中国)

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